広げる実験技術

MNP法による細菌数計測方法を説明

火曜日の準備から始まった道頓堀川水質調査も4日目です。今日も多くの学生が調査のために登校してきました。

今日の実験は、MPN法による細菌数の計測です。MNP法は、道頓堀川から採取したサンプル水を培養し、細菌が含まれていると発生する気泡の量で細菌の数を測定する方法です。綺麗な水は細菌が少ないので気泡が少なく、汚れた最近の多い水はたくさん気泡が生じるということです。

道頓堀川水質調査では、様々な項目を測定します。初日には、BODを測定し、昨日と今日の微生物の数を測定しました。それぞれの測定実験は、全ての学科の学生が正確に測定できる技術を持っています。しかし、それぞれの学科ごとに得意な実験技術があります。例えば、昨日と今日の微生物の計測は、やはり生命バイオ分析学科の学生が得意とし、BODの測定は資源分析化学化の学生が得意とします。

だからこそ、多くの学生が道頓堀川水質調査に参加しています。得意だから参加するのではなく、その反対です。新しい実験をするのはワクワクするものです。そして苦手と思っていた技術をより正確にできるようになると嬉しくありませんか? こうして、それぞれの学生が学科を越えて実験技術の幅を広げています。例えば、写真で解説役をしているSさんは、資源分析化学化の学生ですが細菌数の測定でも中心となって測定を行っています。

さて、今回の調査では、道頓堀川は綺麗だったのでしょうか? 調査結果は、本校のホームページ内の道頓堀川水質調査コーナーで発表しますので、今しばらくお待ちください。ただし、どんなに水質的に綺麗になっていたとしても、川に飛び込むことは危険なのでやめてください。

by めざせ!関西人