めざせ、公害防止管理者

環境化学の授業プリント

 今日は「公害防止管理者」の資格試験日です。公害防止管理者とは、汚水や煙などが発生する工場で、公害を防止するために必要な技術的事項を管理している人であり、まさに環境を守る最前線で働く人です。社会的需要の非常に高い国家資格であり、今日は年に1度の試験日なのです。
 化学分析コース1年生は半数以上が受験、環境のプロフェッショナルを目指して奮闘しました。とは言っても、皆が入学前から環境の勉強をしていたわけではありません。本校に入学してから環境あるいは化学の勉強を本格的に始めたという人が殆どです(写真は環境化学の授業プリントです)。そんな学生から、試験直前の昨日、下校前に聞いた話を紹介します。
 『自信は全くありませんが、先生方の勧めもあって受験することにしました。受けるからには、やはり合格したいので、少しでも時間があると過去問題を解いたりして、学校の授業の復習にもなりました。勉強する機会が増えたというだけでも受験することにして良かったと思います。もちろん、合格できるに越したことはありませんが・・・』
 この話を聞いて「資格はどんどんチャレンジするように」と勧めていて良かったな、と思いました。もちろん、合格するのが目標ですが、その過程での努力、難関資格に挑む積極性、これもとても大切なことです。今回の試験にチャレンジした学生は、すでに大きな成果を得ていると思いました。
 合格発表は12月、本校から多数の公害防止管理者が誕生することを祈る水の都でした。

by水の都