質問力は、分析力から

発表を冷静に分析することが、さらに良

12月に入り卒業研究が佳境に入り、このブログでも卒業研究の話題の頻度が上がっています。今日も最後の3グループによる中間発表がありました。

中間発表ではどのグループも非常に緊張しているようで、発表を終わるとフッと力が抜けています。しかし、次の質疑応答が一番難しい時間です。

発表グループにとっては、どんな質問が出るか予想してその説明のための図を用意していても、まったく予想もしていない質問が出てきます。そして話を聞く学生は、どこをもう少し検討したらもっと興味深い研究になるか、別の可能性を否定できているか考えて質問をします。こうして中間発表は、発表の練習だけでなく、互いに研究内容を分析しながら別の可能性を考える練習にもなっています。

実際に今日の中間発表でも、非常に活発な質疑応答が続きました。発表が終わると直ぐに学生の手が挙がり、時間いっぱいまで質疑応答が続いていました。学生の質問が多く、教員はその場では質問できないほどでした。

2年生は、中間発表をがんばっていますが、もちろん1年生は1年生で頑張っています。

今日の特別基礎質問講座では、1年生は機器分析化学実験や定量実験のレポートを作成するためにグループで相談したり、教員に質問していました。振り返っても見ると前期は、レポートの内容よりもレポートの書き方に関する質問が多かったのですが、今日の質問は結果のデータ処理方法や考え方に関する質問がほとんどでした。

こちらの質問も活発で、午後4時半に特別基礎質問講座は終了ですが、気がついてみると20分近くオーバーしていました。

写真は、中間発表後に特別基礎質問講座で今日の中間発表の内容について議論するK谷君のグループです。

by めざせ!関西人