授業は終われど・・・

卒研ラストスパート

化学分析コース2年生は本日実験がお休みの日です。お休みとは言っても、昨日の「水の都」先生のブログにもありましたように、卒業研究発表を目前に控えており、授業が終われば直ぐに帰宅!という学生は一人もおりませんでした。
幸い本日は4時間目まででしたので学校に残って卒業研究発表会用の要旨作成、同じく発表用のパワーポイントの作成、発表原稿の作成と各グループ毎に額をつきあわせての熱い討論を行っていました。当然学生からは色々な質問が出てきました。というのも卒業担当の先生が全員残っていたのです。学生の質問と先生の回答とが室内を飛び交っていて、いよいよラストスパートだなと言うのを実感しました。
学生からの質問でもっとも多かったのが、実験で求められたデータをどのように表現すればよいかと言うことです。表現を間違えたり、あやふやにしてしまうと違う意味に捉えられたり、誤解を招いたりします。自分たちが最も強調したいところは何か、それをどうすれば相手が理解しやすくなるか、これが最も苦慮するところです。
分析技術者は単に実験を行い、データを出すだけで終わりではありません。そのデータが何を表しているかを分かりやすく表現することも分析技術者の能力の一つです。通常の実験では得られない経験をすることで、一歩一歩真の分析技術者に近づいていきます。さあ、もう少しの頑張りですよ。これら一日一日がいい思い出になるのです。頑張れ2年生!

by トトロ(明日は祝日ですので、ブログはお休みです。)