再開と再会

皆さんこんにちは。八兵衛です。

ゴールデンウィークも終わり、本校も授業・実験が再開し、
休み明け初日の今日は、資源分析化学科・有機テクノロジー学科1年生の「定性分析実験」が行われました。

ボヤッキー先生が4月28日の日記で書かれていたのと同じく、
カドミウムや銅、錫などの重金属(第2族といわれます)の性質を利用し、
沈殿を生成、あるいは溶解して、分離・定性を行っています。

いろいろな金属が、色鮮やかな沈殿を作っていますね。

あるいは出来た沈殿を溶かして、そこから再度沈殿を作ってみたりします。


「これって何で出来てるんだろ?」というのを調べるのが定性分析です。
この「定性分析実験」では、試料がどんな金属イオンを含んでいるのかを、
試料溶液から沈殿を生成し、濾過して分離、更にその濾液からまた沈殿を生成させ…と、
系統的定性分析法とよばれる手法を用いて調べていく方法を学びます。


もちろん本校では先端的な分析機器を使う事も出来ますが、
このような基礎的な手法をしっかりと経験して学んでいくことも出来るんです。
(最近は大学でもしっかりとは教えなかったりするんですよ)


本校の卒業生が社会から高い評価を受けているのも、
このようなしっかりした基礎教育がベースにあるのかな、と思っています。


さて、卒業生といえば、他の先生も書かれてますが、しばしば卒業生が遊びにきてくれています。

今日は10年前の卒業生、YさんとSさんが、当時の担任の先生を訪ねて来校してくれました。

その担任の先生とは……

なんと!!本校の現校長!!

お二人と校長、というより、気分は学生と担任の先生でしょうか。
和やかな雰囲気でお話しされてるところを、撮影させていただきました。
ありがとうございました。

こうやって卒業生が遊びに来てくれるような学校、そして先生方。
学生から信頼されているからこそ、なんですよね。

先の実験で担当した学生らを思い出し、
私もこのようになれるのだろうか、いや、ならなければ、と思った一日でした。


by 八兵衛