毎日が化学反応!!

身近な化学反応

今日は1年資源分析化学科と有機テクノロジー学科の基礎化学実験がありました。私が担当してるのはお酢の中の酸度を測ろう!という実験です。初めはなかなか操作がわからず「先生これでいいの?」という質問が絶えませんでしたが、時間が経つにつれ、自分達で考えながら実験を行っているのがうかがえました。実験も回数をこなす毎に学生が成長しているのが目に見えてわかり、私たち教員も親になったみたいに微笑ましく思います。

ちょこっと、ほかの実験室を覗いてみましょう。何かバーナーで作ってる様子ですね。

実はガラスを切って自分達専用のガラス棒を作ってます。このガラス棒は試薬を溶かしたりする道具で実験には欠かせません。
 

隣を見てみると何やらカラフルな色が並んでいます。

これは薄層クロマトグラフィーといって、アルミのシートに色素を乗せ、溶液の中に漬けて置き、どんな色が含まれているのか分離させる方法です。色によって、アルミシートへのくっつき具合が異なるため、くっつき易い色は移動が遅く、くっつきにくい色は移動が早く進みます。このようにして分離させることができるのです。例えば、水性ペンで書いた紙に水で濡らすと、ペンの色が滲みますよね?これもクロマトグラフィーの一種になります。このように化学反応は毎日知らぬ間に目にしているんです!

昼休みの化学反応

本校では担任と学生1人1人が面談し、学生の状況を把握しています。本校に入学して約1ヶ月経った1年生。勉強についての不安や悩みが出てくる時期です。そのSOSを素早くキャッチし学校生活を有意義に過ごしてもらえるようにするのも教員の役目。会話のキャッチボールを行うことにより、学生と教員の間で化学反応が起こり信頼が生まれるのです。担任以外の教員も最近では、顔を見るだけで名前がわかるくらい学生との距離が縮まってきていますよ♪

放課後の化学反応。

今度は生命バイオ分析学科の2年生とすくろーす先生がお話しています。
後期に始まる卒業研究に向けての話し合い。学生が「先生、こうしたらいい結果がでそうじゃないですか?」という提案をしており、1年間で考える力が身についていました。そう、化学の実験には考える力、考察力が必要なのです。考えた結果を意見し合い、そこで会話の化学反応が起こり良い結果が導き出されるのです。


このように化学反応は毎日いろんな所で起きており、私たちを成長させてくれます。さて、明日はどんな化学反応が見れるでしょうか?(^-^)

by シトラス