実技に卒研。準備は着々と・・・

化学分析コースの2年生は、来月はじめから始まる実験実技試験及び学科試験のガイダンスを行いました。特に実技試験は1年生の後半でも実施しましたが、更にレベルアップした試験を実施します。今日はその実験実技試験と学科試験のための説明日です。実技試験は主に滴定実験と定性実験を行いますが、2年生になってからは、通常の実験が機器分析中心となっていますので滴定など手分析から少し遠ざかっていますので、感覚を取り戻してもらう意味も含めて実施します。
試験内容は1年生で修得した技術や知識をフルに活用することになりますが、ベースとなる実験は既に経験済みです。しかし、勘を取り戻すのに少々不安があるのか、ガイダンスでは個々の操作や、反応上の注意事項については特に真剣に聴講していました。またガイダンスの休憩時間でも先生を捕まえて質問を浴びせ続ける学生もいました。でも毎年そうですが、いざ試験を行うと皆すぐに勘を取り戻し規定時間内にしっかりとした値を求めていました。今の2年生も必ずそうなるはずです。1年間しっかりと実験を行って来たのですから・・・。

 さてガイダンスが終了すると、ほとんどの2年生は資料室に移動してグループになって勉強や相談を始めました!そう、今日は卒業研究の具体的実験手順を表したPFDの提出日です。既に完成しているグループが大半ですが、最終チェックを行ってより完全なものに仕上げようとしていました。またそれだけでなく、卒業研究で必要とする試薬や器具の洗い出し作業にも取りかかっていました。これら必要薬品・器具のリストも7月のはじめには提出しなければなりませんので、とことん時間を有効に活用して、余裕をもって卒業研究に臨もうと準備を着々と進めていました。

 このような2年生の姿を見ていると、チームワークのよさ、頑張り強さ、作業の進め方などいつも感心させられます。これらのことは卒業研究が始まったら常に要求されることですのでモチベーションを保ちながら頑張って欲しいと思いました。

by トトロ