今日は卒業研究のスタートライン(PFD提出日)

・卒業研究の計画書(PFD)、今日が提出期限日

今日は、二年生の卒業研究の具体的な実験手順を表した計画書、PFDの提出期限日です。卒業研究とは、一つの新しい研究を学生たち自らの手で立ち上げて、自分たちで実行し、そして自分たちでまとめるというものです。卒業研究は本校での二年間の化学の勉強の集大成となるもの。実際に研究を開始するのは後期からなのですが、その後期から行う研究のために、すでに5月頃から準備を始めて、そして、その研究の第一歩なる計画書、PFDを班員みんなで協力しながら今日まで作成してきました。一つの新しい研究を立ち上げるためには、長い準備期間と莫大な勉強量を必要とします。二年生達は、なんと一年かけて、化学者になるための最も高いハードルに挑みます。このハードルを乗り越えたとき、一人前の研究者、化学者として本校を巣立っていきます。今後は、今日提出されたPFDを基にして、まず研究に必要な試薬と器具類をピックアップし、リストにして提出し、やっと具体的に研究実施に至ります。今日まさに、二年生たちは卒業研究のスタートラインに立ったということです。以下の写真は、提出前に最終チェックをしている様子です。今日の時点ではさすがにほとんど完成しており、笑顔が見られます。



私も二班の卒業研究の指導を行います。もちろん本日PFDが提出されました。指導する側にしても初日となります(実際には5月頃から指導を始めていますが)。緊張しますが、全力で、彼らの努力に報いたいと思う、今はその一心です。

そんな重要な日とはいえ、実験はいつものとおり行われました。写真は、資源分析化学科二年生と、私が担当する有機テクノロジー学科二年生の実験の模様です。


卒業研究のPFDの提出日という以外には、今日はいつもの月曜日。いつものように楽しく、そして厳しく実験に取り組んでいます。この日々の努力が卒業研究にもきっとつながります。これから、我々先生たちを含めたみんなで、素晴らしい卒業研究を作り上げていきましょうね!

byあおひげ