実験のあとは分化祭(今日はご近所への挨拶回り)

りんの分析

・食品の成分を分析しました

まず今日は二年生の生命バイオ分析学科の実験におじゃましました。今日は108の元素の一つ、「りん(表記はP)」の含有量の分析を行っていました。「りん」は我々の体などの生体構造を形作る成分の一つで、生命にとってなくてはならない栄養源の一つです。ですので、あらゆる所に存在し、また、水質環境の状態を示す指標としても重要となるものです。分析したい試料を前処理したあと、指示薬と呼ばれる薬を加えると、「りん」の量が多ければ多いほど濃い青色を示します(呈色反応といいます)。この色の強さを測定すると、測定したかった試料に含まれる「りん」の量が判明します。

上の写真では、試験管がきれいなグラデーションを示しています。左へ行くほど「りん」の量が多くなっています。
この分析操作で、牛乳に含まれる「りん」の量も分析してみました。その結果が下の写真の右端の試験管です。

非常にきれいで強い青色を示しました。牛乳の中には、生命に必要不可欠なりんが豊富に含まれていたことが示されましたね。今日もまた、新しい分析法を一つ体得しました。


・分化祭(7/11(土))にむけて・近隣のあいさつまわり

今日の学生たちは、授業・実験のあとは、分化祭の準備に励んでいました。分化祭当日は学校周辺がにぎやかになるため、近隣の方々に不快感を与えかねません。そのために、分化祭実施のご理解とご協力を仰ぐために、あいさつまわりが毎年行われています。


このようなことも学生が主体となって行います。分化祭など行事一つにしても、たくさんの方々の協力なしでは行えないことを肌で実感している様子でした。これだけ苦労して開催される分化祭です。絶対楽しいイベントになるでしょうね。皆さんも是非、分化祭にお越しくださいね。

開催日時:平成21年7月11日、AM10:00〜PM4:00

byあおひげ