機器設備点検!

今日も学生の登校はありませんでしたので、我々教員が進めている分析機器のメンテナンスの様子をご紹介します。
まず最初にメンテナンスを行ったのは、「真空乾燥機」と「真空ポンプ」です。
「真空乾燥機」は名前の通り、乾燥機内部を「真空ポンプ」により減圧し試料中に含まれる液体成分を除去するために使われる装置です。本校の場合は、主に有機テクノロジー学科2年生で行われる「医薬・食品成分実験」や「機能性有機工学実験」などで合成や分離した試料に含まれる水や有機溶媒を除去するために使っています。
その真空ポンプの写真です。

「真空ポンプ」は水や有機溶媒をポンプ内に吸い込んでしまうため、時々ポンプ内のオイルを交換しなければなりません。古いオイルを交換せずにおくと、ポンプ内部が水により錆びてしまい使用時にポンプが稼働しなくなるからです。

半年間頑張った真空ポンプのメンテナンスを行いました。


次は蒸留水製造装置のメンテナンスを行いました。
この装置は、本校の資源分析化学科・生命バイオ分析学科・有機テクノロジー学科・医療からだ高度分析学科のどの学科でも使用する蒸留水とイオン交換水を製造します。
今日は内部のガラス器具の清掃を行いました。水道水にはどうしても微量の金属成分が含まれています。そのため、蒸留水製造装置の中にもその金属成分がくっついてしまいます。本日はその金属成分の除去を行いました。


今週は大掃除や分析機器のメンテナンスを行いました。

本日は8月14日です。普段は車で混んでいる本校周辺の道もほとんど車の通行がありませんでした。

8月15,16日(土・日)は化学分析コースは休校ですので、ブログの更新はありません。
by バッテン