出張♪実験・体験教室!

bunseki2009-08-27

今日は、枚方市立長尾中学校主催の『実験・体験教室』に講師として出張してまいりました。今回の『実験・体験教室』には、「大阪科学技術センター」や「きっづ光科学館ふぉとん」、「近畿大学」、「大阪工業大学」など、10講座、様々な分野の先生方が講師として参加されており、それぞれのご専門に基づいた実験を行っておられました。

その中で、日本分析化学専門学校は『化学・バイオ』の分野代表として、長尾中学校のT先生からお声がかかり、今回参加させていただくことになりました。本校では、これまでに高校生の受け入れ実験や、出張実験などを行ってきましたが、中学校にお邪魔するのは初めてでした。しかも、生徒の学年が中学1年生ということで、はたして実験を楽しんでくれるのか?理解してくれるのか?といった不安と、いままでほとんど接点のない中学1年生に会えるワクワク感を持ってお邪魔しました。

テーマは『秘密の手紙を書こう!〜納豆と胃腸薬のパワー〜』という、ヨウ素でんぷん反応とアミラーゼに関する実験でした。ヨウ素は、でんぷんと反応すると青紫色を示すヨウ素でんぷん反応を起こしますが、アミラーゼと反応させると、ヨウ素でんぷん反応を示しません。なぜならアミラーゼがでんぷんを分解してしまい、ヨウ素と反応できない形になったからです。ちなみに今回用いたアミラーゼは、唾液や膵臓のものではなく、胃腸薬と納豆を使いました。

最初のうちは静かであった生徒さんも、実験が進むにつれ、手紙がヨウ素でんぷん反応でうまく浮かび上がると、だんだん賑やかになっていきました。

そして、授業が終わってから本校のホームページの実験情報に関するサイトに興味持ち、質問に来た生徒もいました。ちなみに、以下のURLが今回の実験のものです。
http://www.bunseki.ac.jp/naruhodo/experiment/expdetail.php?id=178&experiment=&keyword=%E7%B4%8D%E8%B1%86&time=&category_id=&pageID=

今日は、中学校への出張でしたが、今後も一人でも理科を好きになってもらえるように高校などへもこうした活動を機会があれば行ってきたいと思います。今日は私もいろいろと勉強をさせていただき感謝の日でした。
byすくろーす