機器分析実験始まる!

今日は一年生の機器分析実験が行われています。

先週まではガイダンスで、実際に機械を使った実験は行っていませんでしたので、
今日から本番といったところでしょうか。

この班は、ガスクロマトグラフィー(GC)の実験を行っています。
これは、主に液体試料を気化させ、その中の成分を分離することで、
定性(含まれているのはどんなものか)・定量(どれくらいの量が含まれているか)分析を行う装置です。
今回は、定性分析を行うということで、未知試料の他に、比較用の多数の標準試料とが並んでいます。
くるくる巻いてある金属の管は、カラムといい、この中を気化した試料が通る間に、
試料中のそれぞれの成分の特性の違いによって、徐々に分離されていきます。

このGCという装置は色々なところで使われており、企業の研究所や品質管理部門、また警察の科学捜査研究所などで
GCが何台も並んでいる光景を目にすることもあります。


機器分析実験では、GCの他にも、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、原子吸光光度計(AAS)、分光蛍光光度計(FL)、フーリエ変換型赤外分光光度計 (FT-IR)他、多くの分析機器を実際に使っていきます。このように多くの分析機器に触れることが出来るのも、本校の特徴です。名前だけ聞くと、何だか難しそう…って思うかもしれませんが、そんなことはありません。自転車や車の運転と同じで、実際の分析を本校で経験し、身につけていくことで、これらの装置を使いこなすことの出来る分析化学者になれます。


ところで、私の担当した班は、大川の水を採りに天満橋まで行ったのですが、
あいにく雨でしたので写真は撮っていません。残念。



さて、昨日は創立記念日で、学生はお休み。

その休みを、買い物行ってきました、釣りに行ってきました、などなど楽しく過ごした学生もいれば、
体調悪いんです、病院行ってきました、っていう学生もチラホラ。

季節の変わり目は体調崩す人も多くなりがち。土日の休みの間に体調を回復して、
来週からまた元気に学校生活を過ごしてほしいな、と思います。


by 八兵衛