理科が好きな子も嫌いな子もやっぱり実験は好き☆彡中学生対象実験・

今日は枚方市立長尾中学校に「実験・体験学習」の講師としてお邪魔してきました。理科離れの子供たちが増える中、中学1年生から科学に興味を持たせ、関心を深めさせるという主旨のもと、科学がどのように私たちの生活に役に立っているかを理解させる実験をお願いしますということで、こちらの中学校の先生にお願いされたのが昨年度のことですから、今年で2年目になります。

まずは、理科室で実験の準備。化学って難しそう、暗い・・・というイメージが多いのが現状なので、化学実験で使用する器具などのきれいなパネルで黒板をデコレーションして生徒さんが来られるのを待っていました。


そして、しばらくすると元気な中学1年生がぞろぞろと理科室に入ってきました。今回私が担当するのは27名の生徒さん。このうち、理科が好きと答えたのはたったの3名。まあまあ好きと答えた11名を合わせてやっと半分くらいになるという先行き不安な状態でのスタートとなりました。(*_*;

今回の実験は、「携帯カイロを作ろう」という発熱反応の実験と、「ひんやり体験」という吸熱反応の実験。まずは全体に説明を始めましたが、理科が好きな子はもちろん、そうでない子もこれから起こる化学反応にドキドキワクワクといった表情で、興味を持って聞いてくれました。

説明が終わり、それぞれのテーブルで実験が始まると、もうそれからはにぎやかなもの。みんな積極的に動き始めました。まずは携帯カイロの実験で、鉄粉と粉末活性炭と塩水だけでグングン温度が上昇する反応に思わずみんなびっくりしていました。今回の実験で生徒が出した一番高い温度は64℃でした。発熱反応のすごさを体感していただけたと思います。

興奮冷めやらぬ中、次のひんやり実験へ。ここではクエン酸と炭酸水素ナトリウムを混ぜ、少しの水を加えるだけでどんどん冷たくなっていくと同時に、どんどん膨れ上がってきて今にも張り裂けそうなチャック袋にみんなわーわーきゃーきゃーといった状態に。吸熱反応について楽しく理解してくれたようでした。

2つの実験ともにみんな次に起こる反応に釘づけで、この中の半分の子が理科が嫌いもしくはあまり好きではないと答えたというのが想像できないような状況で実験を終了しました。そして、最後にとったアンケートでは多くの生徒さんが実験が楽しかったと答えてくれていました。せっかくなので少しだけ感想をご紹介しましょう。
 ・すごく楽しかったです。
 ・想像してたより楽しかった。
 ・とても楽しくていい勉強になった。
 ・簡単にカイロが作れて楽しかったです。ひんやり実験もとても冷たくて気持ち良かったです。
 ・時間が過ぎるのが早かったです。
 ・化学反応でひんやり体験が楽しかったし、おもしろかった。カイロは意外と簡単にできた。
 
結局理科のおもしろさを伝えるには、実験につきるなぁと実感した今日一日でした。


さてさて、話は変わって明日はいよいよ今年度第2回目の道頓堀川水質調査の日です。夏休み中にもかかわらず今日は環境委員会の学生たちが準備に来ていたようですが、サンプリングの模様はまた明日のこのブログで紹介されると思います。お楽しみに〜(@^^)/~~~

byすくろーす