基本ができていれば、細かい指導は必要なし!

今日の化学分析コースは1年生、2年生ともに実験室での作業でした。
1年生は定性分析実験の第2族の分離実験を行いました。第2族は第1族から第6族までの分離実験の中で、もっとも操作が多様な実験です。特に第2族は銅族とすず族に別れますので、まずこの2つのグループに分離する必要があります。ここをしっかり行っていないと、銅族やすず族の元素をうまく定性することができません。特別な技術は必要ありませんが、基本をしっかりとおさえて作業する必要がありますが、その点で各実験グループはしっかりと行っていました。前期に行った基礎化学実験での基本操作がしっかりと身に付いている証拠です。また実験を進めて行くのに、勝手な判断せず、少しでも操作の判断に疑問をもてば質問に来ていました。大変いいことです。



今日1日で第2属を終了することはできませんので、銅族をしっかりと検出して、次回はすず族の検出を行います。学生達は疲れた様子も見せず、皆笑顔で実験を行っていました。やはり全員実験が本当に好きなんですね。

さて2年生は、卒業研究を進めていました。その中の1グループを覗いてみると、すでに分析装置を使って定量分析していました。「お酒」を研究テーマにしたグループで、今日は各種のお酒中のグルタミン酸定量していました。



分析装置は高速液体クロマトグラフィーを使用していましたが、ここでも分析装置の基本操作はしっかり出来ているので、指導教員のドラ一郎先生が細かい指導をする必要もなく、的確な操作を行っていました。2年生のこの時期なるとほとんど学生主導で実験操作が進められています。たいしたものです。質問には回答しますが、こちらからあれこれ指導することはほとんどありません。自信を持ってどんどん卒業研究を進めていって、データー収集に励んでください。

by トトロ


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