分析化学者への階段

今日は、昼休みの教室からお届けします。

既に昼食を食べ終えた学生は、それぞれ思い思いの時間を過ごしています。その中、私がカメラを持っていることに気が付くと、近くにいた学生がサッと真ん中に集まり、このショットとなりました。皆、本当に元気です。


この輪の中心でしゃがんでいるO君も、いつも笑顔がステキなナイスガイです。(表現が古いでしょうか?)先日、このO君の卒業した高校の先生とお話する機会がありました。先生曰く、高校時代は大人しかったO君も、この夏休みに見たときには、雰囲気も変わりビックリしたそうです。特に、O君が元気に挨拶する姿を見て、その成長ぶりを喜ばれていました。
本校では、立派な分析化学者を育てるだけでなく、人としても魅力ある立派な社会人になってもらうべく、授業のカリキュラムにビジネス実務という時間を設けています。恐らくその成果として、社会人の基本となる相手も自分も気持ち良い挨拶をすることが、自然と出来るようになってきたのでしょう。この事をO君に話すと、少し照れくさそうでしたが、この評価もまた自信となって、これからさらに成長してくれると信じています。


さて、時間が過ぎて、今度は4時間目になりました。昨日のバッテン先生の日記にもありましたが、今日も特別基礎質問講座が開かれ、多くの学生が質問や自習をしに来ていました。



その中で、下の白いTシャツを着たY君は、いつもたくさんの質問をしに来る学生の一人です。今日は、来週の機器分析化学実験の予習をしていました。


Y君は、本校に入学したとき、お世辞でも化学がすごく得意と言える学生ではなかったと思います。でも、私の授業が終わると、Y君は毎回のように私の所に来て、分かるまで質問をします。私も、授業をしたからには、分かってもらうまで付き合うぞという気持ちで、その質問に答えます。ちょっとした勝負ですね。その勝負は今でも続いていますが、その甲斐あって順調に分析化学者への階段を登っています。


これからも我々教員一同、それぞれのルートをしっかりサポートして、成長を見届けていきますよ!


By ぽてと

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