学生同士で支え合う!伸ばし合う!

今日私アビーは一年生の実験の担当をしていました。実験室はいつもワイワイ楽しそうな学生たちの明るい声があふれています。実験の前には私たち教員がまずガイダンスをした上で、後は基本的に学生がどんどん実験を進めていきます。学生たちは3〜5名ほどの小さなグループで実験に取り組みますが、学生たちの会話に耳をすませると…「この器具の扱いはこうした方がいいよ。」「操作、うまいね。どうやったらそんなにうまくなるの」「見てみて!良いデータが出た!やったぁ!」「失敗はだれでもあるよ。次はこうやってみたら?ドンマイ!」「見て!これめっちゃ綺麗な色や!」



学生たちは互いに励まし合い、教え合い、みんなうまくコミュニケーションを取りながら実験を進めています。「人と一緒に行動は苦手で・・・」という学生もはじめはいたようですが、様々な学生と触れ合うことで、得られるものも多いことに気付くようで、今では実験室は楽しそうな学生の声で満ちています。
生命バイオ分析学科のF君によると、「僕は高校を卒業してすぐ入学しましたが、年上のクラスメイトと一緒に過ごすことで、やっぱり年上はしっかりしているなぁと思うし、僕もこうなりたい!って参考になります」と話してくれました。また、年上のHくんは、「年の差はあまり感じないです。クラスメイトとワイワイやるのはとても楽しいし、やっぱりこうして班員と協力し合うのはやりがいがあります。」と話してくれました。
教員が教える分析知識・技術以外にも、とっても大切なことを彼らは自分自身で身につけつつあるようです。

失敗は次への成長の糧に!学生の手でPDCA

連日ここでもご報告してきた道頓堀川水質調査ですが、今日はその反省会が開かれました。実はこの反省会、今までにない、初めての試みでした。
中心になって頑張ってくれた学生の一人が、下の写真の2年生命バイオ分析学科のIさん。

実はこれまでの活動での細かな失敗を通して、彼女たち先輩から「このままではだめだ!」という思いがわき、今回反省事項を洗い出し、次へ向けて改善策の検討をしたそうです。
失敗を忘れるのは簡単。でも、その原因を考えて(Check)、行動して(Action)、次の計画(Plan)・実施(Do)につなげることは努力が伴いますが、さらに高みに上がるための確実な材料になります。
この環境委員会の活動は学生主導になって行う活動です。今回学生が中心となってよりよい活動を目指す動きがあったことはとても素晴らしいことだと思います。この先輩たちの思いが後輩たちにも確実に伝わっていることだと思います。

by アビー