雨の川面も分析?身近な環境を「分析」する!

・あいにくの雨模様、しかし…
 今日の大阪は曇天、しとしとと雨の降る一日となりました。本校の目の前には大川という大きな川が流れているのですが、その川も雨にこごえているようにも見えます。

そんな川面に浮かぶバケツ?

今日は一年生の「機器分析化学実験」の一環で、川の水の「濁度」を分析する実験が行われていました。実際に川の水を採取し、その川の水の「濁り」を「濁度」という基準に置き換えて測定するというものです。今日のような雨の日の川の水は、晴天時と比べて違いが出そうですねー。雨の中の水の採取となった学生たちですが、身近な環境が分析できるとあって、みんな楽しそうに張り切っていました。


バックに本校の校舎が…、本当に本校の目の前で行われていることがわかりますね。


採取された水は早速実験室に持ち込まれ、すぐさま測定する準備が進められていました。


寒い外から暖かい実験室内に入り、ちょっとほっとした様子です。そんな中でもサンプル調製は進められていきます。


写真は「吸光光度計」とよばれる装置です。この装置で、サンプル(川の水)に光を当てて、その光がどれだけサンプルに吸収されるかを見ることができ、それによって水の濁り具合を測定する事ができるのです。

写真を撮っている間も、「濁度ってなんですか?」と聞いてくる1年生のS君。濁度は水の濁り具合を数値で表すための指標で、ただ「濁っている」というのではなく、「どれだけ濁っているか?」という濁りの程度を示すものだということを説明すると、「うーん」と納得していました。彼は水質のような環境だけでなく、身近な物質・材料なんかも測定してみたい、と語ってくれました。今後さらに様々な「分析」に出会えることが楽しみなようでした。環境・材料・食品・医薬品など、いろんなものを分析できるのが本校で勉強する「楽しみ」でもあります。これからも、どんどん「分析」し、いろんな経験を積んでいってほしいですね。

by あおひげ