寒い冬でも資料室は学生の気持ちで暖か

学校は今月の22日から冬期休暇に入っているため、朝から閑散としていました。そんな中私は、資料室に用事があったため行ってみると、何故か明かりが点いていました。誰かいるのかと思い入ってみると、資料室には1年生が何やら勉強をしている様子でした。冬期休暇に入っていますが、学生はある時期のみ許可があれば休暇中でも資料室が使えるのです。私は学生に「何をしているの」と聞くと「就職の指導を受けるため資料室で勉強していました」と返事が返ってきました。
この写真の生命バイオ分析学科のTくんとSくんは、1年生で就職活動に向け力をつけるために、冬期休暇中にも関わらず、資料室で自主的に勉強していたのです。

彼らは、昨今の就職状況が悪いなか、何とか力をつけ内定に結びつけようと努力していました。


さて1年生だけなく2年生も資料室で作業をしていました。来年の2月の卒業研究の発表に向けて、9月から分析してきたデータをまとめ、傾向を確かめていました。


初めて卒業研究をする学生が多いため、実験結果の考察を書くのに苦戦していましたが、学生同士で助け合っていました。
私はある2年生に「みんながやっていることは、家でも出来るのになぜ学校で作業をするの?」と聞くと
「家で一人になって作業するより、みんなと一緒にするほうが楽しいから」と言っていました。みんな仲がいいのだなあと思いました。


私は教員として、彼らの努力が身を結ぶような手助けを日々行って行きたいと思った一日でした。

byクロス