世界化学年「IYC2011」

さて、今年は『世界化学年』ってご存知でしたか?キュリー夫人が1911年にラジウムポロニウムを発見した功績でノーベル化学賞を受賞してからちょうど100年目にあたるということで、国際連合総会において、2011年を世界化学年(International Year of Chemistry、略してIYC2011と表記)とすることが決定したのです。(写真は1911年当時のキュリー夫人です。)


世界化学年の統一テーマは“Chemistry-our lfe, our future”。「化学に対する社会の理解増進、若い世代の化学への興味の喚起、創造的未来への化学者の熱意の支援、女性の化学における活躍の場の支援」を目的とし、世界各地でこの「世界化学年」を盛り上げるイベントが予定されています。日本ではノーベル化学賞受賞者である野依良治委員長のもと「世界化学年日本委員会」が発足されています。各HPのURLを下記に記しますので、興味のある方はぜひぜひチェックしてみてください!特に日本委員会のHPには、国内で実施予定のイベントが掲載されていますよ。
○IYC2011→ http://www.chemistry2011.org/(英語)
○IYC2011日本委員会→ http://www.iyc2011.jp/index.html(日本語/英語)


ちなみに、左の図が世界共通のロゴです。(ロゴの『C』はchemistryの頭文字、炭素の元素記号キュリー夫人(Marie Curie)の頭文字の意味があり、Challenges, Creativity, Changesへと意味は広がっているようです。)たくさんの方がこのロゴを見て、化学が生活に密着していることやその重要性を様々なイベントを通して実感していただけたらなぁと思っています。そして、もちろん、カガクはカガクでも、『科学』や『Science』ではなく、『化学』や『Chemistry』がこれだけクローズアップされるのは比較的少ないので、『化学』の学校である本校としても、今年は気合の入った年にしたいと思っています。特に、今年は本校は創立30周年を迎えます。キュリー夫人ノーベル化学賞を受賞してから100年ですが、本校は、その約3分の1を日本の化学産業界を支えるための教育活動や人材育成と共に中学校・高校への理科教育普及活動に邁進して参りました。その集大成を創立記念行事として発信して行きます!皆さんにもご参加頂ける内容もあるかと思いますので、また追ってこちらの日記でご紹介していきますので、その際にはどうぞよろしくお願いします!