自分の成長に気付けば。。。

今日は、7日ということで、七草粥の日ですね。
それにしても、寒い1日でした。夏はあれだけ暑かったのにと感じているのは私だけでしょうか。


さて、平日コースの学生は、来週の11日から授業が始まり、冬休みも終わります。
資料室には、卒業研究の追い込みで、今日も2年生が多く登校していました。バッテン先生も卒業研究班の発表用スライドを見て、班員の皆と楽しそうに議論していました。囲まれて嬉しそうなバッテン先生です。


その中、勉強に励む1年生のN山くんの姿を発見しました。何の勉強をしているのかと思えば、就職活動のための自己アピールや志望動機などを考え、受けたい企業の研究をしていました。

N山くんは、子供の頃、近くの川に住むメダカに興味を持ったことがきっかけで、川の水質を分析する仕事を通して、綺麗な川を守っていきたいという夢を持っています。そのため、そのような仕事ができる企業を探しては、自分の想いをアピールできるようにと、文章を考えていました。

そのN山くんに、私、ぽてとがアドバイスしていると、その周りにいた2年生も、面接でのアドバイスや、就職活動で感じたことをN山くんに話し始めました。最初は、考え尽くしたような顔をしていたN山くんも、「いろいろなアドバイスを聞いて、自分なりにアピールできるポイントが整理できました。」と、最後には自信をもてた様子でした。ちょっとしたことですが、2年生と1年生の繋がりを感じた一幕でした。


そんな話をしていると、また1年生のN川くんも就職活動の質問を持ってやってきました。


N川くんは、調理学校を卒業して、料理の世界で働いていた経歴の持ち主です。調理するときに使う調味料や添加物の多さに興味を持ち、その成分が何なのかを調べたいと思うようになりました。しかし、それまで化学や分析の知識は無いため、本校で勉強して自分のやりたい仕事に就こうと考えています。

今日は、受けたい企業に対して、アピールする内容の確認をして欲しいということでした。その内容を確認しながら話をしていると、「入学当初は、分析機器の名前を聞いても、何のことかイメージも出来なかったけど、今では、その機器の原理や使い方などが分かるようになっています。」と、自分の成長に気付き、笑顔で話してくれました。


本校では、実験の時間が多いカリキュラムで、社会で使える化学の知識を基礎から学ぶことができるので、大学とは違うスピードで成長していきます。1年生の間に多くの分析機器を実験しながら勉強する強みは、勉強している学生からすると気付きにくいことなのかもしれません。


しかし、就職活動を始め、まだ分析機器はほとんど触ったことがないというような大学3年生を目のあたりにすると、これが自分達の強みの1つであるということを実感できるようになり、自信にも繋がっていくように思いました。

1年生の皆、自分を信じて突き進め!

それでは、来週11日から元気な姿で登校してくるのを待っています。