レポート:日頃の努力の集大成!

・1年生は実験のレポート日

 学生たちの授業ももう今週いっぱいとなりました。その週の始まりとなる今日は、1年生の資源分析化学科・有機テクノロジー学科の「機器分析化学実験」のレポート日でした。レポート日は、今まで作成してきたレポートを再度確認し、さらに良い内容に修正する日です。

2階の大教室では、過去のデータを自分の実験ノートで確認しながら、みんな思い思いのグループを組んでレポート作成・修正に取り組んでいました。「ここの部分、こういう形で改良してみたんですけど、どうでしょうか?」「○○する操作が抜けていましたので、追記しました。確認して下さい!」我々教員のアドバイスを吸収し、どんどん自分たちで修正してレポートを提出してきてくれます。限られた時間の中で、それら努力の成果(レポート)を一つ一つ確認していく作業に追われる教員たち、うれしい悲鳴です。

資料室の方でも同じくレポート日の1年生がいました。パソコンを使ってデータを処理したい、レポートのための調べものをしたいという学生は資料室でレポート作成に励んでいました。

 そしてその努力の結晶の束が…。この写真は私一人が受け取ったレポートの三分の一です!このたくさんのレポートの数だけみんなが一生懸命努力したのかと思うと、感慨深いですね。実験レポートは、まさに今まで行ってきた実験の集大成です。これらレポートは、後々まで残すものです。今日一生懸命グレードアップされたレポートは、2年生になってから、更にその先でも、困った時、行き詰った時の参考資料となって彼らを助けてくれると思います。

・2年生は卒業研究の終盤、今週末の卒業研究の予行に向けて…

 資料室を改めて見まわすと…、2年生で非常に賑わっていました。この時期は卒業研究も佳境に入り、研究をまとめるためにみんなパソコンや文献を求めて資料室に集まります。1年生の実験の集大成は実験レポートですが、2年生の卒業研究の集大成は、卒業研究発表会であり、そして卒業論文となります。今週末には、その卒業研究発表会に向けた「予行」が行われます。予行といっても、ほとんど本番と同様に各班は発表を行います。また、その時までにいかに準備するかで、本番での発表のクオリティーも変わってきます。

先週ブログで紹介したN君も、班のみんなと話し合いながら資料を作成していました。N君は班の中でも特に積極的に動いていました。その成長たるや、この班を担当していた私も驚くぐらいです。
 このままの勢いで、みんなどんどん成長していけば、卒業研究発表会、そして卒業論文も、きっと良いものができる、そう確信する1日でした。


byあおひげ