受け継がれる心と技術

今日は、環境委員会による道頓堀川の水質調査が行われました。授業も卒業研究も終わり、本来ならば学生達は春休みの期間なのですが、大勢の学生が朝早くから登校し「実験室の準備担当」と「道頓堀川の採水担当」に分かれて実験を行いました。
前回11月に行った水質調査では想定外の失敗があり、反省会や実験のやり直しをして臨んだ水質調査ですので今回はスムーズに進行しました。
2年生達にとっては学生生活最後の水質調査でしたが、後輩に指導できるのも今回が最後ということもあり、いつも以上に後輩への引き継ぎを意識しながら実験を行っていたようです。
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1年生達もこの1年で定量分析実験や機器分析化学実験などを学んだおかけで、昨年5月にはじめて水質調査に参加したときより実験についての理解も格段に深まっており、先輩の引き継ぎをしっかりと受けることが出来たようです。
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中には「先輩みたいにしっかりと実験が出来るようになるのはいつのことかなぁ」と先輩がいなくなることに不安を持っている学生もいましたが、大丈夫。今の2年生も1年前には同じ気持ちでした。自分たちで何をすべきか、どうすればうまくいくか、考えながら取り組めば、1年後には今日見ていた先輩と同じになることができます。時には失敗することもあるでしょう、でも先輩達もそれを乗り越える努力をしてきたから今日の姿があるのです。

先輩から後輩に引き継がれるもの…

実験が終わり、今年この水質調査を中心的に進めてくれた2年資源分析化学科のMさんと生命バイオ分析学科のIさんから後輩に向けてのメッセージがありました。
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Mさんが中心になって進めてくれていたDO班、Iさんが中心となって進めてくれていた細菌学的検査班、ともに次年度中心となる1年生が決まっていますが、その学生1人だけで先輩達が積み上げてきたものを背負えるわけではありません。今日参加したみんなが自分が今日学んだことをしっかりと身に付けて、またそれを次年度後輩に伝えていって欲しいですね。

by ドラ一郎