学生だけじゃない!次年度への準備、進めています。

 今日の大阪は、時折激しい雪にも見舞われ、本当に寒い一日でした。しかし、この寒さは全国的なもので、東北、関東の方でも真冬並みの寒さに見舞われたようです。被災地の状況をいつも固唾をのんで見守る日々が続いています。

・学生だけじゃない!教員も次年度に向けて、準備を進めています!

 昨日のブログでは卒業研究の準備に余念のない学生たちを紹介しましたが、教員達も、次年度に向けて、今は着々と準備を進めており、新一年生を受け入れる体制を整えつつあります。そして、その次年度の準備の一つを今日は紹介いたします。
 本校では、毎年8月に学校の先生向け、そして高校生向けの化学実験会を開催しております。また、年に2回、土曜日にも「土曜化学実験会」を開催しております。例年、ご好評を頂いており、特に昨年8月の実験会は参加定員がいっぱいになるほどの人気でした。(昨年の実験会についてはここをクリック!)
 そしてその実験会で行う公開実験は、毎年内容を変えています。次年度も新しい実験を披露するために、今のうちにその予備実験を進めております。今日はその予備実験の一部を写真で紹介します。

 このガラスは「導電性ガラス」というものです。通常のガラスは電気をほとんど通さないのですが、このガラスは、その表面が特別に薬品処理されているため、電気を通すようにできているのです。色々な場面でこの導電性ガラスを使った研究も進められており、このガラスによる新しい「太陽電池」の開発も期待されています。

 今日はこのガラスを加工し、「セル」という入れ物を作りました。二枚のガラスの間に隙間を作り、そこに液体を入れます。そして両方のガラスに直流電流を繋げると…、ガラスに電気が流れます。この電流は液体にも流れています。

このセルを使った実験を今、試しているところです。果たして上手くいくのかな?この予備実験の結果は、8月の実験会、あるいは土曜化学実験会でご披露できるかもしれませんが、乞うご期待!というところです。

 とはいえ学生たちにも会いたくなって資料室を覗くと…、今日も昨日のブログで紹介した学生たちが卒業研究について議論していました。

昨日と違うのは、その輪の中にポテト先生が加わっているところです。卒業研究が実際に始まると、このように教員を中心としてどのように進めていくのか、実験結果をどう判断するのか、綿密に相談しながら進めていくことになりますので、今日のような光景が学校の各所で見られるようになると思います。

シャッターを切っている私に向かって、「先生、○○について教えて下さい!」と質問が飛んできました。すごく積極的な彼らです…。次年度が楽しみになる光景でした。

byあおひげ