30分が惜しくなる、受けたい授業と実験!

平日仕事をしながら毎週土曜日・日曜日に分析化学の技術を学びたいという人を対象に少数精鋭で実施している化学分析コースですが、今日の2年生は朝から急に仕事で出勤になった学生、午後から会社説明会の学生がいるなど少しいつもと様子の違う雰囲気の一日でした。

30分でも貴重な時間

今日の2年生は午後から機器分析実験の日。しかしOさんは就職活動(会社説明会)のため、1時間目の授業を受けた後、11時頃には学校を出なければならず、実験できないのがすごく残念なようでした。
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会社説明会に出る前は、実験結果は同じグループの人に見せてもらって理解できるようにします、と言っていたのですが、思ったより説明会が早く終わったらしく、実験の最後の最後に学校に戻ってきてデータ処理のところだけはみんなと一緒に行うことができました。みんなと一緒にデータ処理できたのは30分ほどの時間でしたが、それだけの時間でも学校に戻り、知識を身につけたいと思う彼女の姿勢は、すばらしいなと思いました。

転職しても役立つ化学の知識

今日は24期資源分析化学科の卒業生のY君が「分友会」の出席ハガキを持参して学校を訪ねてくれました。
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分友会とは本校(日本分析化学専門学校)と姉妹校(環境学園専門学校)の同窓会組織で、年に1度総会が行われます。今年の総会は5/28(土)に実施されるのですが、今日は学校付近まで出てくるついでがあったので、学校に近況報告がてら出欠確認はがきを手に顔を出してくれたようです。
Y君は卒業時に就職した会社から転職して、現在は某塗料メーカーの関連会社で塗装用具(ローラーやスプレーガン)の開発に携わっているそうです。「機械の開発の仕事に転職したの?」と思いきや、塗装に使うローラー等の開発には当然塗料で使用する化学物質に関する知識も必要であり、塗料メーカーの人と打合せをする際にも学校で習った知識が役に立っているそうです。彼の話を聞いていて、どのような分野の仕事でもやはり化学の知識や技術は必要なんだなぁと感じました。
また「最近は環境に配慮する意味でもローラーの需要が伸びてるんですよ」などと言う裏話も教えてくれました。授業中の小ネタにも活用できそうです。
彼は分友会に出席してくれるということでしたので、Y先輩の仕事に興味がでた在校生は、分友会のあとに行われるOBとの交流会でぜひY先輩に話を伺ってくださいね。

by ドラ一郎