化学の力で役立ちたい!着々進む卒研準備

化学分析コースは、普段働きながら、またはダブルスクールをしながら土曜日・日曜日に分析化学の技術を習得したい人が少数精鋭で学ぶコースです。大阪は梅雨入り宣言があったものの今日は朝からよい天気で、学生達は元気に登校してきました。

化学分析コースでは先日来、中間能力試験の期間に入っており、学生達は休み時間にも試験勉強でノートとにらめっこをしている学生が多くいました。放課後になって2年生達と話しをしていると、今日あった2科目の内、1科目は結構苦戦したようで、私が平日コースの授業で同じ授業を担当していることを知っているN君などは「先生、この科目について解説してもらえませんか?」と詰め寄ってきました。
質問はいつでも大歓迎ですが、化学分析コースでも先月から特別基礎質問講座を実施しているので、その時間も利用して質問に来てくださいね。

社会に役立つ研究を!

放課後になると、学生達は来週提出の卒業研究のPDF(プロセスフローダイアグラム:フローチャートと使用薬品や電力・ガスなどのエネルギー、廃棄物の発生などをまとめたもの)の作成に取りかかっていました。私の担当するチームの研究はH君が代表でパソコンに入力しています。
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H君はもともと電子系の勉強をしていたこともあり、グループの中ではパソコンの扱いに長けているので、彼が中心にまとめてくれています。
彼らのチームで取り組もうとしているのは、環境浄化だけでなく土木業界でも必要とされている技術。詳しくは述べませんが泥漿の運搬にも役立つ物質を研究しようとしています。被災地の復興を行う中でどうしても土砂の運搬が必要になりますが、そんな所で役立てることが出来たらいいなぁ、と思いながら研究の構想を進めています。
班のメンバーからは、「先生、最初のモデルに使う金属は何にしましょう?」「試料に使う植物や高分子は何種類ぐらいしましょう?あんまり多すぎてもダメですよね」等と話が進んでいきます。
このテーマは、私自身も実施することが楽しみなテーマで、早く実施したくてうずうずしています。化学の力で世の中の役に立てるよう、頑張りましょう。


by ドラ一郎