全国高等学校農場協会近東支部 農業実験実習講習会 実施!

先週末には、高校の先生対象の「授業で使える化学実験会」や高校生対象の「すぐできる!なるほど・ザ・化学実験会」が開催され、多くの方にご来校頂きました。そして、先週に引き続き、本日も農業高校や園芸高校といったバイオテクノロジーの専門高校の先生方対象の実験実習講習会が開催され、近くは大阪府、遠くは岐阜県や愛知県から約20名の先生方にご参加頂きました。

先週末の2つの実験会は本校主催で行いましたが、本日の講習会先の2つと趣旨が異なります。
「平成23年度全国高等学校農場協会近東支部 農業実験実習講習会」と題して行われた今日の講習会は、全国高等学校農場協会近東支部主催のもので、本校はそうした専門高校の先生方のリクエストで講師という立場で選定され、実施の運びとなりました。実施は今日を含めて明日までの2日間。

まずは開講式。副支部長の鈴木先生のごあいさつの後、本校校長もご挨拶させていただきました。

開講式終了後は、実験棟に移動し、2班に分かれて実験を行いました。
私はチャッピー先生と一緒に「ジュース中の還元糖の定量」を担当しました。
実は今回の実験内容は、本校の生命バイオ分析学科および医療からだ高度分析学科の2年生の「食品分析化学実験」の中で学生に対して実際に指導しているもの。

先生方は、もちろん原理は皆さん良くご存知でしたが、先生方の高校ではこうした実験はされていないということで、皆さんいろいろとディスカッションしながら進められていました。
特に、今回の実験だけでなく、高校の先生同士で、「安全ピペッターは導入しているかどうか?」とか、「楽しく、面白いような内容にしないと、なかなか生徒が実験に興味を持たなくて困っているが、皆さんどうしてますか?」とか、「モル濃度は教えるけれど規定度まで教えた方が良いのか?」など、今回の実験以外の交流も実験中にできたようで、非常に有意義な時間を過ごされたようでした。

実験が終了すると、食品分析のトレンドに関する講義を私から行いました。
専門高校の先生でしたので、釈迦に説法のようになっては失礼と思い、内容についてはいろいろと悩みつつ、作成しました。内容としては、実際に先生方の生徒さんが、今後食品業界を目指されたときの指導に少しでも役立つ内容を。。。ということを主眼に、食品分析の業界で仕事をする上で、今後頭に置いておかなければならない食品分析業界のトレンドと、本校の食品に関する卒業研究の事例紹介をさせて頂きました。

ちなみに、今回の講習先として本校を選定頂いたのは、毎年複数名の生徒さんが本校に入学され、今年も現在5名の学生が在籍している大阪府立園芸高校の先生方のお声掛けがきっかけでした。
このことは、これまで多くの卒業生を本校に送り出され、その後のその生徒さんの進路も含めてご安心いただけているからだと思っています。
こうした信頼に答えるべく、今後とも教職員一同学生指導にしっかりと当たりたいと思います。
本日はどうもお疲れさまでした。そして、明日も参加される先生方はお疲れ出ませんように明日もよろしくお願いします!
byすくろーす