基本を身につければ大丈夫!

今日、10月1日は日本分析化学専門学校創立記念日です。
毎週、土曜日・日曜日に定員20名の少人数制で分析の技術習得のために開講されている化学分析コースも、本来ならば今週はお休みの予定でした。しかし9月に台風で休講があったため、本日は代講の日となったため、いつものように学生たちが登校してきました。

分析機器も温故知新

年間の授業時間の3分の1が実験の時間に割り当てられている化学分析コースでは、午前中に授業・午後からは実験というスタイルの日が多いのですが、今日も午後からは実験の日。私の担当する2年生は今日も卒業研究に勤しんでいます。
ここしばらくの間、このブログでも本校の分析機器が新しくなっていることをお伝えしていますが、H君達が使っている原子吸光光度計も新しくなりました。「新しくなったこと」自体は嬉しいことなのですが、喜びと同時に彼らには不安が生まれてきました。
「先生、僕ら前の機械せっかく使い方覚えたのに、またやり直しですか?」
そうです。7月から使ってきて、電源ONから操作まで覚えた機器が新しいものに置き換わってしまって、少し不安を感じているのです。そのため今日は時間をとって新しい機器の講習を実施しました。
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まず最初に、パソコンの操作に手慣れているH君に操作をしてもらいました。1つ1つ次はこう、その次はこう、と指導していると周りのメンバーは以前に配ったプリントを元に違いをチェックしています。次に、私が横から説明しなくてもできるかどうかやってみようと言うことになり、今度は代わってHさんが操作をすることになりました。
すると、何度か「先生、次はこれでいいんですか」と確認はするものの、ほぼひとりで電源ONから測定まで準備をすることができました。つい1時間前までは、まったく操作できなかった分析機器ですが、基本を押さえていれば新しい機器になったとしても大丈夫なのです。『基本の重要性』を経験することのできた一日だったと思います。
さて、分析操作はかなり手慣れてきました。あとは結果を出していくだけです。長いようで、卒業研究発表会までは、あっという間ですので、1日1日を大切に頑張っていきましょう!

by ドラ一郎

10/2(日)は化学分析コースはお休みです。次回ブログの更新は10/3(月)になります。お楽しみに。