定性分析実験 実技試験実施!

週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に2年間で卒業できる(卒業と同時に取得可能な国家資格も全員が取得できる)化学分析コース。このコースは定員20名の少人数制で、全国各地から社会人や大学生が、転職や再就職、難関国家資格の取得、技術職へのキャリアアップや現職でのスキルアップ等を目的として通学しています。

化学分析コースも、本日を含めて6日間で平成23年度の授業・実験が終了します。今日の1年生は、午前中に学科試験、午後は実験の実技試験というハードスケジュールでした。実験の実技試験は、先日のブログでも紹介しました定性分析実験。調べようとする溶液の中に、何が含まれているのかを確かめる分析手法で、分析対象は金属イオン15種類です。学生毎に15種類の金属イオンから無作為に混合された5種類のイオンを、化学的に分離・確認していきます。

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今回は2回目の実技試験ですが、前回の実技試験の後、それぞれの反省事項をまとめて、その内容を学生たちが共有し合っていました。前回と比較して全体のスピードが増した感じです。化学分析のスキルを客観的に証明する資格に「化学分析技能士」がありますが、この国家試験にも定性分析の実技試験があります。この国家試験より更に厳しい条件で、これだけできるのならば受験しても大丈夫!という印象を受けました。


今日の結果、5種類のイオンを見事に検出できたMさん(左)とT君(右)に感想を聞いてみました。
Mさん:『全てのフローシート(操作図)を頭に入れて臨みました。途中、思うようにいかないポイントがありましたが、何とか全てのイオンを検出できて嬉しいです!』
T君:『実験を始めた頃は失敗続きで、とても全ての操作をするなんてできない、どうなることやら・・・と思っていたのですが、いざ試験になると「背水の陣」の効果か?全ての分離・確認操作までできるようになりました。手を動かして学ぶことの重要性を改めて感じました!』

明日も、午前中は学科試験、午後からは定量分析(調べたい成分が「どれだけ」含まれているのかを調べる分析手法)の実技試験とハードな一日です。明日の準備もありますが、身体をしっかりと休めて、ベストな状態で明日を迎えて下さいね!

by あずみ