働きたいという気持ちを共有できる仲間がいます。

今日も就職活動を行う多くの学生が登校していましたので、その様子を紹介します。

 4年制の医療からだ高度分析学科で、3年生のYくんも就職活動の真最中です。資料室で履歴書の作成をしていました。

 医療や臨床分野に関わる仕事に就きたいと考えており、企業研究も熱心に行っています。履歴書の内容については、担任のアビー先生ともよく相談をしながら、より自分をアピールできるように修正を繰り返しています。また、4月からは4年生になり、そこで行う卒業研究の準備もしなくてはいけません。そのため、卒業研究テーマに関する論文を探しては情報を集める作業もしています。いろいろとすることが多く、忙しそうにしています。しかし、4年生として、先輩として、後輩にしっかりとした姿を見せられるようにしたいという思いもあり、それが今のYくんの背中を押す活力にもなっているようでした。頼もしい先輩の後ろ姿を、入学してくる新入生にも見せてもらいたいと思います。

 資料室の外では、1年生のY原くん(左側)とM原くん(右側)が談笑していました。

 談笑と言っても、その話の大半は就職活動のことです。Y原くんは、昨日、ある企業の面接試験を受けてきました。その面接時の様子や、それまでの準備などから感じたことで、「こうしておけば良かった。」と感じたことをM原くんに話していました。
 M原くんの実家は愛媛県で、地元での就職も視野に入れながら就職活動を行っています。一度は大学の薬学部へも進学した経緯がありますが、もっと好きな化学の知識を生かせる仕事に就きたいと考え、本校へ入学しました。
 面接試験を受けてきたY原くんも、同じく大学を卒業して本校に入学しており、さらに分析技術を身に付けて就職したいと考えています。このように似た境遇の人や、同じ目的意識を持つ友人が周りにいることで、互いに切磋琢磨しながら学校生活や就職活動を行っています。2人の担任をしている私も、この姿を見ていると、その夢を叶えるために、改めて後ろから前からサポートしていこうという気持ちになりました。

 と、彼等と話していると、最近このブログにもよく紹介される医療からだ高度分析学科2年生のKさんが帰ろうとしていました。何やらその手には、見慣れぬカバンを持っていたため、「何それ?」と聞くと、「クラリネットです。」と返事がありました。

 さらに話を聞くと、近々、高校時代に所属していた吹奏楽部の演奏会があり、それにOGとして参加するため、今から練習に行くということでした。この春期休暇中も毎日のように学校に出てきては、資格の勉強をしているKさんですが、時間をうまく使いながら、演奏の練習をしていたとは驚きました。私が、「へぇ〜!」と、何かを期待するかのように視線を送っていると、「ここでは吹きませんよ!」と言われました。
 Kさんも4月からは3年生となります。その行動力や計画的に物事を進めていく力を発揮し、後輩への指導もしながら、さらに成長してもらいたいと思います。

By ぽてと