卒業研究内容の検討! 〜独創性・将来性・実現可能性という視点〜

週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に2年間で卒業できる(卒業と同時に取得可能な国家資格も全員が取得できる)化学分析コース。このコースは定員20名の少人数制で、全国各地から社会人や大学生が、転職や再就職、難関国家資格の取得、技術職へのキャリアアップや現職でのスキルアップ等を目的として通学しています。

化学分析コースの2年生は現在、卒業研究のテーマ・内容についての検討を進めています。

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昼休みに資料室を覗くと、私の担当するグループが研究内容について最終的な打ち合わせを実施していました。広い意味で環境保全に役立つ研究をしたいと集まったメンバーに、私が与えた課題は次の2つ。「独創性(新規性)、将来性(発展性)が期待できるテーマとすること」「費用対効果を含めて実現可能性が高いこと」です。

以前より、メンバーの一人ひとりが考えていた研究内容について、この独創性・将来性・実現可能性という観点からグループ全員で質疑応答を繰り返しています。このディスカッションを通して、最終的に実施する研究の目的や意義は、研ぎ澄まされると思います。

ディスカッション後、K君から感想を聴きました。
『メンバーから色々な意見が出され、テーマを絞り込むことの難しさを感じています。全員が納得できる研究テーマ、研究内容となるように頑張ります。』

卒業研究のPFD(プロセス・フロー・ダイアグラム:フローチャートと、使用する薬品・エネルギー、廃棄物の発生量などをまとめたもの)の提出締め切りは6月半ばです。あまり時間はありませんが、この時点で卒業研究の正式なテーマ・内容・プロセス等を決めておく必要があります。この研究内容についての検討は、卒業研究全体の中でも非常に重要なプロセスです。来週末からは中間試験もスタートしますが、ここをしっかり乗り越えて欲しいと思います。

by あずみ