新薬開発の現場で卒業生の活躍を見た!

はい!続きまして、アビーです!
今日は先日に引き続き、企業で活躍している卒業生の職場をお邪魔してインタビューを行ってきました。
今日お邪魔したのは「C〜1000タケ○♪」でおなじみの製薬企業の新薬開発を支援する企業。
ここで活躍している卒業生たちはどのような仕事を普段しているかというと、新薬の研究開発の段階でその成分の効能を細胞を用いて調べたり、また、新薬が完成した後の販売に向けて、厚生労働省に許認可申請するためのデータを取ったりしています。

この企業には、これまでに複数名の卒業生が就職しており、今日は皆さん勢揃いで対応してくれました。

彼らが本校を卒業したのは、一番右のSさんは17年前、その隣のAさんが10年前、そして右端の2人、KさんとNさんが5年前です。
KさんとNさんはクラスメイトという関係で2人同時に就職したわけですが、そうでなくとも職場内に同じ学校出身の先輩たちがおられるというのはやはり心強いようで、「同じ知識を持った先輩が、上司として活躍しておられる姿を間近で見ることで、10年後の自分の目標としてすごく励みになります。」とKさんは話していました。
このように、同じ企業様に複数名の卒業生がいるのは、毎年のように求人をいただくことも多い求人企業様ではよくあることであり、Kさんと同じように刺激し合っているようです。私アビーはKさんとNさんは直接の教え子でしたし、また一緒に出張されていたすくろーす先生は4人とも在学中の指導に関わっておられましたので、こうやってまとめて再会できたことは大きな喜びでした。

いろいろお話はお伺いしましたが、特に私が印象的だったのは、彼女の仕事場でインタビューしていた時に話してくれた、Kさんの話です。

「在学中の一番の思い出は、卒業研究で指導担当の先生と何度もディスカッションを繰り返したことです。結果についての考えを求められて、それを考え口に出すのは大変でしたが、それを先生はしっかり受け止めてくれて、何度も何度も対等に意見を交し合ったのは忘れられません。この経験から、自分の考えをしっかりと持ち口にすることに対して自分は鍛えられたと思うし、学生時代の大きな成長の一つだと思います。」実は彼女の卒業研究の指導担当は私アビーでした。私も彼女と何度もディスカッションを繰り返したことは鮮明に覚えています。先生だから、という遠慮は一切なく、意見を戦わせ、一緒にまとめ上げた卒業論文は、私にとっても大切な宝です。
彼女の仕事場でそんなうれしい言葉を聞かせてもらい、カメラ越しに聞いていた私は本当にうれしかったです。

また、Aさんは、「在学中教えていただいたことで、社会に出てその大切さを改めて認識することは多いです。例えば天秤の使い方ひとつとっても、在学中は本当に口やかましく指導されましたが、そんな指導を受けていない人はやっぱり社会に出てもそれができていません。会社の中でそういった基本的なことができていないのは、化学者として致命的ですし、在学中厳しく指導いただいてよかった、と心から今は実感しています。」と話してくれました。今度はAさんを教え子として指導したすくろーす先生が感無量の様子。

帰り道、すくろーす先生と話していたのは、「これまで何百人も学生を指導してきたけれど、その指導の一つ一つが学生の心に残り、人生を左右することもある。それはとっても誇らしいし、うれしいけれど、それよりもっと感じるのはやっぱり指導というのは大きな責任が伴うということを今日は再認識した」ということです。今後も一人一人の学生に対し、責任をもって指導していこう、と誓い合ったのでした。

今日4人の卒業生とお会いし、その活躍ぶりから次の指導へのモチベーションをいただいたのはもちろんですが、さらに教員としてとても大切なことを思い起こさせていただくことができました。

大変お忙しい中、長時間にわたりご対応いただいた卒業生の皆さん、どうもありがとうございました。
今日撮影させていただいたインタビューは、他の企業で活躍中の卒業生のものと合わせて編集し、体験入学でご紹介予定です。また完成しましたらご報告しますので、このブログをご覧の皆さんも、ぜひ見に来てくださいね!


byアビー