定期試験も無事終了、そしてまた次の準備を始めましょう

 今日で今年度最初の定期試験も無事終了。定期試験期間は通常の授業・実験日と比べて、早く帰ることができますので、試験終了後はみんなホッとした面持ちで家路につく人の他、学校に残って友達とゆっくり話をする人、そして明日以降の準備にすでに取りかかる人と、今日の放課後にはいろんな学生の表情を見ることができました。

 2年生の放課後のクラスを覗いてみると…、談笑しながら何やら手先を器用に動かしています。

「気晴らしに折鶴を折っていました」と資源分析化学科のIさん。思いのほかうまくできたのそうで、その鶴を見せてくれました。

 試験期間中は緊張の連続でしたので、久しぶりの日常に戻り、時間がゆっくり流れているようでした。また明日から通常授業に戻ります。今日一日ゆっくりして、また明日から頑張ってほしいですね。

・卒業研究・分化祭の準備の格好の機会です

 資料室では卒業研究の準備に取りかかる学生も多くいました。試験期間中も多くの班が資料室で卒業研究の調べ物をしていましたが、今日はやはり少しのんびりモード。それでも本校の資料やインターネットを駆使して、色んなことを勉強しているようでした。

 写真を撮っている私に有機化学の質問をしてきた有機テクノロジー学科のH君。

「テストの手ごたえはあまりよくありませんでした…。卒業研究で挽回します!」と意気込んでいました。卒業研究の実験を実際に行うのは後期ですが、今から行うしっかりとした準備こそが、卒業研究の成否に関わります。色んなものを調べ、たくさんの事を質問し、後期に向けて準備してほしいです。

 実験室では、自治会の学生たちが、今年の分化祭で披露する公開実験の予備実験を行っていました。分化祭では毎年、教室内でも手軽にできる実験を実施し、来客者に参加もしていただいています。無料でいろんな楽しい実験ができるということで、いつも大好評です。その実験も、今の時期にしっかり予備実験をして、本当に公開できるのか、よりうまく見せる方法、お客さんに参加していただく方法などを検討する必要があります。

 1−4年生が出揃って、手作りの人工イクラやスライムなど、色んな実験が行われていました。

 医療からだ高度分析学科3年生のOさんとMさんは、「ペーパークロマトグラフ」に挑戦する班を指揮してくれていました。水性ペンのインクは、様々な成分(色素)が混ぜ合わさり、一つの色を作っています。身近な紙を使って、その成分を簡単に分離しようという試みです。「いろんな水性ペンで行いましたが、なかなか思い通りに成分が分離してくれるものは少ないですね…」とOさん。「このペンの色素はうまく分離しました」と目的を達成して満足のMさん。3・4年生が後輩にいろいろ教えながら進めているのも強く印象に残りました。今年の分化祭が楽しみになりました。
 どんな実験がどのように体験できるのか、それは本校に来てからのお楽しみです。分化祭は7月14日(土)です!皆さんもぜひ、本校に足を運んで、彼らの実験を体験してみてください!



byあおひげ