梅雨の晴れ間に

こんにちは。ましおかです!!

今日、7月7日は七夕ですね。全国各地で七夕に関するイベントがあるかと思いますが、
本校の前を流れる大川(天満橋〜天神橋周辺)などでも、夜には「平成OSAKA 天の川伝説2012」というとてもロマンチックで美しいイベントが開催されます。


さて本日は、先日バッテン先生のブログでも紹介されました「基礎化学講座(全15回)」の第4回目と第5回目の講座が行われました。
基礎化学講座は土曜日や夏休みを利用して、化学の基礎部分をもう一度見直し、後期の授業にも備えたいと希望する学生に向けた特別授業です。

第4回目の講座(午前)は「化学反応式」についてでした。化学物質を元素記号で表現する方法から、
その化学式を用いて化学反応式を完成させる等の内容です。
週末の休日を返上して自ら学びたい!と参加している学生たちですから、さすがに教室内の雰囲気が違いました。
講座を担当した私も、身が引き締まる思いでした。
化合物の名前の付け方については、今までの実験で使用した試薬や授業で出てきた試薬の名前だけでなく、
名前を付ける規則をしっかり学びたいと、とても熱心に聞いていました。



 第5回目の講座(午後)は、せんぱい先生による「金属イオンの定性分析」についてでした。
定性分析とは、試料の中に「何が」含まれているのかを調べる分析手法です。
学生たちは、この定性分析について授業と実験の両面から学んでいますが、
今日の講座は今度行われる実技試験の集中対策講座にもなっています。
この実験はブログでも何度か紹介していますが、今後の実験における原理や前処理の理解、
また基本的な技術を習得する上でも一年生にとっては大切な実験の一つとなっています。
その実技試験ですから、学生たちの熱意はすばらしいものがあります。
とにかく、解ろう!知りたい!!という気持ちを持っていて、いくつもいくつも質問をしていました。


有機テクノロジー学科1年のKさん(左)とMさん


基礎化学講座の終了後、学生に講座を受けた感想と七夕にちなんで願い事を聞いてみました。

有機テクノロジー学科1年のKさん(上の写真の左がKさんです)
今までは化学が苦手でしたが、分からない部分を解消できる、質問しやすい雰囲気が一番よかったです。
定性分析実験の実技試験がうまくいきますように。とお願いします。



○資源分析化学科1年のI君 (左がI君です)
前期の授業の復習がしっかりとできてよかった。実技試験の対策もバッチリです。
七夕の願いは、いつか海水を飲料水に変えられる技術が実現して世界の水不足を解消したい。



○生命バイオ分析学科1年のNさん
授業では理解できないことがありましたが、いろいろな先生に教えてもらって、
理解することが楽しくなりました。
七夕には、苦手な科目が減らせますように。とお願いします。



○生命バイオ分析学科1年のMさん(右がMさんです。)
今日で自分がきっちりと分かっていなかったと気付きました。
復習ができてよかったです。
原子力に代わる新しいエネルギー源が早く見つかるようにとお願いします。

梅雨の晴れ間となった今日、集中した雰囲気の中、
このように学生たちは改めて基礎を固め、授業の復習と予習を兼ねて、
一生懸命に講座を受けていました。
七夕の願い事は、新技術の事から目の前のテストの事まで様々ですが、
この頑張りがきっと将来、分析化学者となる彼らの糧になると思います。
私 ましおかは、これからも学生たちを応援し続けます。

by ましおか