「自分ってすごいやん!って最近は思います(笑)。」

取材のために覗いたのは、1年生の生命バイオ分析学科と医療からだ高度分析学科が
「基礎化学実験」を行っているところです。
今日は、実験ではなく、「レポート指導」を行う日のため、会場は実験室ではなく教室。
そして、学生も今日は白衣姿ではありません。

そこかしこで先生と学生が、熱心に言葉を交わしています。

「レポート指導」とは一体何をしているのかというと、
これまでに実験後に学生が作成したレポート(報告書)を教員がじっくり確認し、
それをさらに良いものにするために指導を行うものです。
この日にレポートはいったん返却され、
学生は修正指導があった個所について修正し、再度提出を行うのです。
このようなレポート指導の日を設けているのは本校ならではであり、
例えば私アビーが大学時代の時には決して設けられていなかった機会でした。
(そういえば以前ドラ一郎先生も同じことを言っていましたね。)

しっかり指導を受けることで、改善しなくてはないけない点を知り、
そして作成を重ねるごとにレベルアップしていくことが可能になります。


1年生にとっては、まもなく入学して半期が終わることになりますが、
さて、レポートの仕上がりはどうだったのでしょうか?
生命バイオ分析学科のKさんとNさんにインタビューしてみました。

まずは写真右、三重県出身のKさん。
「今日は、先生からたくさん修正指導があって、正直すっごく悔しかったです。
 前回提出したレポートで指導を受けたところは同じミスをしないようにって
 気をつけて作成し、その部分は今回バッチリできていたので、
 今日指導を受けたところは次回のレポートではしっかりできるようにしたいです。」

次いで写真左、島根県出身のNさん。
「このレポート、私はもう合格をもらいました!すごく嬉しいです。
 実験操作の面においても、これまでグループで実験をしていたので
 正直自分自身の成長に気づくことはなかったのですが、
 先日の定性分析実験の実技試験では一人きりで実験をすると
 『あれ、意外と私、一人でもちゃんと実験できてる!』ってびっくりしました。
 入学してたった4ヶ月でしたが、これほど自分は成長できたのか!って
 とても嬉しかったです。」

この実技試験での「あれ、私気づかないうちに成長してる!?」という実感は
Kさんにもあったとこのこと。
Kさんは高校の時、ほとんど実験をしていなかったので入学前には不安もあったそうですが、
早くも「後期の実験が楽しみです。」と満面の笑みで話してくれました。

指導を前向きに受け止め、着実に前進している2人。
そして、夏休みの予定は?と聞くと、
Kさん「基礎化学講座(ご説明はこちらをクリック!)で基礎をもう一回復習して、後期に向けて基礎固めをしっかりしたいです。」
Nさん「私は実家に帰ってリフレッシュするとともに資格取得に向けて勉強予定です。資格はたくさん取りたいです。」
とのこと。夏休み明けには、より大きく飛躍し自信に溢れた姿が見られそうですね(^^)