平成24年度化学分析技能士実技試験とプチ同窓会

本日は、国家資格である化学分析技能士の実技試験を本校で実施しました。

技能検定は国が労働者の技能修得意欲を増進させるとともに、技能及び職業訓練の成果に対して社会一般の評価を高め、労働者の技能と地位の向上を図ることを目的として実施されています。

化学分析技能士の検定試験は日本全国で実施されており、大阪府では例年、本校が受験会場となっています。
そのため、今週は本校の教員総出で検定試験の準備を行ってきました。

↑検定試験の最後の確認を行うベース先生です。

技能検定を受検するには、検定職種に関する実務経験が必要であり、通常、1級の場合は7年以上、2級の場合は2年以上の実務経験が必要となります。
しかしながら、本校の卒業生の場合は本校で受けたカリキュラムが厚生労働省により実務経験と認められているため、卒業した年の8月に2級の技能検定を受検することが可能となっています。

昨日のブログで紹介された化学分析コースの学生は、すでに実務経験7年以上を経過しているため、在校中でありながら化学分析技能士1級を受検することができるのです。

化学分析コースは、週末(土曜日・日曜日)だけの通学で、化学分析の知識・技術が修得でき、平日の学科と同様に2年間で卒業できます(卒業と同時に取得可能な国家資格も全員が取得できる)。このコースは定員20名の少人数制で、技術職への転職や再就職、現職におけるスキルアップや、国家資格の取得、事業の拡大などを目的とした社会人や大学生が全国各地から通学しています。

今年の受検者の中には、今年の3月に本校を卒業したOBや卒業後7年近く経ってから受検に来たOBもいました。また、受検後には、学生時代にお世話になった先生と近況報告や出題課題の内容について質問をする風景が見られました。

↑今年、本校を卒業したOBとドラ一郎先生とのツーショットです。
彼女は、本校に入学しようと思った理由を「化学分析という職種があることを知り、土曜日、日曜日の通学で2年間という短期間で化学分析の技術が身に付けられるから入学しました」と言っていました。また、今年度の技能検定受検も「自分が身に付けた化学分析の技術を国家資格の取得で証明したいという気持ちで受験しました」と言っていました。

また、昨年度も受検しましたが、残念ながら不合格となった本校の姉妹校である環境学園専門学校(旧国際環境専門学校)を卒業して、現在、環境測定の仕事をしているOBも再度受検に来ていました。

今年は、受検後に2年生の時の卒業研究担当教員のあずみ先生と出題された課題について話し合い、学生の頃に勉強した内容を思い出していました。

本日は化学分析技能士の検定試験を通じたプチ同窓会をご紹介しました。

by バッテン