「?が!になる」楽しさ〜特別基礎質問講座〜

今日の3限目はアビー先生と一緒に特別基礎質問講座の担当でした。
「講座」というと、何だか先生が教壇に立って一方的に教えるような
イメージをお持ちかもしれませんが、このブログでも何度か紹介されていますように、
実際は全然違います。
改めて、とっても簡単に表現すると、「?が!になる」時間です。
先生が何か講義をするのではなく、授業や実験で学生が「分からないなぁ?」ということは
何でも私たち教員に質問でき、マンツーマンで教えていきますので、最後には、
「あ、そうか!」と分かるようになる講座なのです。
加えて、時間内であれば出入り自由、堅苦しいことは一切無く、学生が気が向いたときに
気軽に参加できる講座となっています。

さてさて、その特別基礎質問講座の時間になったので、実施場所である資料室のドアを
ガラガラガラっと開けると、奥のほうにカメラ目線でピースをしている学生が...

近づいてみると、生命バイオ分析学科1年生のTさんで、
機器分析化学実験のレポート作成に励んでいました。
彼女は岐阜県の農業系専門高校を卒業して本校に入学してきましたが、
高校時代は滴定等のガラス器具を主に用いた手分析が主流で、
機器分析はほぼ初心者に近い状態で入学したたそうです。

そんな彼女に「分からないことはないですか?」と聞きましたが、
「今のところは大丈夫ですが、やっぱりこうして学校でレポート書いていると、
友達もいるし、先生にも聞けるし、良い環境です。そして、やっぱり実験は楽しいです。
今まで行った実験の中ではガスクロマトグラフィーが一番楽しかったです。
これからまだまだいろんな実験があるので、とても楽しみです!」とのこと。

家でレポートを作っているときに「あれ?ここどうなんだろう?」というような
ちょっとした疑問が湧くこともあると思います。
そんな時に隣に先生がいたら質問出来るのになぁ・・・という空間を提供しているというのも
この講座のいいところだと思います。

質問に来るときは「???」という学生の顔が、私たち教員が説明をした後、
「!!!」という表情に変わる瞬間は、学生自身も楽しいと思いますが、
私たち教員はとっても嬉しくなります。
学生の「?」がある限り、「!」に変換されるまで先生たちは頑張りますよ♪