いろんな繋がり

今日の夕方、27期生の生命バイオ分析学科の学生達数人が学校を訪ねてくれました。どうやら
元クラスメイト達で集まって食事会をするらしいのですが、本校は京阪電車大阪市営地下鉄
天満橋駅から徒歩5分もかからない便利な立地なので、学校を集合場所にしていたようです。
(割とこういうOBは多いのです)

メンバーの中に土曜日の出勤がある者がいるらしく、彼が来るまで待たせて欲しいと言うこと
なので、その間、彼らの近況を聞いてみました。
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I君は有機溶剤を主に扱う試薬メーカーで品質管理などを担当しています。実は本校で使って
いる有機溶剤の内、一部は偶然にも彼の会社のものが納品されていました。特によく使用する
アセトンは一斗缶で購入しているのですが、なんと「それやったら僕が分析してますよ!」との
ことでした。本校の実験試薬はOBの手でしっかり品質が守られていたのですね。これからは
アセトンを使う度にI君の顔を思い出しそうです。

Kさんは、現在「商品のネーミングがユニークな薬品メーカー」に勤めており、今は置くだけの
トイレの洗浄剤に関わっているそうです。実は私の学生時代の同級生もその会社に勤めており、
様々な商品開発に携わっているのですが、彼女に知っているか聞いてみたところ「部署は違います
けど、I君と名字が同じやったから、知ってました」とのことでした。化学の世界、広いようで
狭いです。

M君は、大手化学メーカーの分析部門が独立した企業で働いています。親会社が大きいため、
グループ企業も多いのですが、先日グループ会社の別会社の人が研修に訪れた中に、同級生の
U君がいたそうです。「こんなところで、何やってるねん」「いやいや、俺はここで働いてる
から」となどという会話が繰り広げられていたとか。

Sさんは、私が担任をしていた21期生のK君と同じ会社で働いており、何度か一緒に学校を
訪れてくれたこともあったのですが、しばらく前に転職し、別の製薬メーカーで働いている
とのことでした。

勤務先と学校、先輩と後輩、同級生同士、いろんな繋がりが感じられたひとときでした。
これも「分析」という技術を通じて働いているからなんでしょうね。これからも新しい
繋がりを作って、仕事や人生に広がりを持たせていって欲しいですね。


by ドラ一郎