定量分析実技試験!1年間の積み重ねを確認する一日

2年生が卒業研究論文の仕上げに取り組んでいる頃、1年生は「定量分析実験」の
実技試験に挑んでいました。個人差はあるものの、入学した頃はほとんどの学生が
器具の取り扱い方も知らなかったとは思えないほど、テキパキと動いている様子を
見ると、1年間の積み重ねは大きいものだと考えさせられます。制限時間のなかで
正しい分析値を出そうと、慎重かつスピーディーに分析操作は進んでいきました。

[,w250] [,w250]

その結果は・・・。学生の分析値は、解答値に対して98.2%〜101%という良好な
結果が得られ、1年生が習得すべきスキルを十分に身に付けられたことが明らかに
なりました。この実技試験は、分析化学に関係した国家資格のなかで、実技試験が
課せられる唯一の資格「化学分析技能士」試験と同じ制限時間で実施しています。
この国家試験の受験には、4年制大学の関係学科を卒業するか、一定の実務経験が
必要となりますが、本校の学生は2年課程を卒業すると同時に受験資格が付与され
ます。それは日常の実験、この実技試験という実践的なカリキュラムが実務経験に
相当すると行政から認められているからです。殆どの学生は、卒業後の受験になり
ますが、この段階で受験しても大丈夫!という印象を受けました。

学生は、それぞれの入学目的を叶えるべく、平日は働きながらも着々と前進しています。
あと2週間(実質4日間)で、化学分析コースも今年度の授業・実験は終了となります。
2年生は卒業、1年生は進級に向け、最後の期間をしっかりと締めくくってくださいね!

by あずみ

◆お知らせ◆
明日は祝日(建国記念日)のため本校はお休みです。次のブログの更新は2/12(火)です。
寒さが厳しい時期ですので、風邪など召されませぬように、ご自愛くださいませ。