卒業生の巣立った後の学校では…

昨日で卒業式が終了しました。学生たちが学校から姿を消し、学校の中はひっそりと
している…と思いきや、1・3年生たちが就職活動や模擬面接実習のために登校して
きています。

先生たちは何をしているかというと、6日のブログでも紹介した様に新年度に向けての
準備を着々と進めています。カリキュラムの改訂について検討したり、試薬の在庫調査
したり、分析機器のメンテナンスをしたり、やることはたくさんあります。

今日、実験室を覗いてみるとベース先生が、半年間実験指導を担当されていた原子吸光
光度計のメンテナンスをしていました。話しを聞くと「エアコンプレッサーのオイル
交換をしています。油も汚れていて、量もかなり減っていました。4月からの新年度に
むけてきれいなオイルに入れ替えています。」とのことでした。

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もちろん簡単なメンテナンスで対処できないものは業者さんに依頼することになりますが、
簡単なメンテナンスは教員でおこないます。実はこれが授業や実験指導の中にも生かされて
いるのです。機器分析化学の授業では機器の原理や使い方を指導しますが、私の担当する
『分析機器実務』という授業では機器のメンテナンスやトラブルシューティングを教えて
います。先生達がメンテナンスをして気をつけた方がいいと感じる内容をフィードバック
してもらって授業に役立てています。

車の運転に例えると、まず運転できるようになるのは大事ですが、パンクしたときの対処や
日常的な点検はマスターしていた方が、安心してドライブが楽しめます。それと同じで
機器機器も消耗品の交換や起こりやすいトラブルの原因などを知っていた方が、スムーズに
仕事が進められます。

先生達が実務で得たノウハウの結晶を、卒業生のみんなも職場で活かして欲しいですね。

by ドラ一郎


3月は化学分析コースの授業がありませんので、土曜日・日曜日のブログ更新はありま
せん。次回月曜日のブログをお楽しみに。