自分で作った合成繊維を解析!

上の写真で2人の学生が手にしているのは、
有機テクノロジー学科2年生の彼女たちが1から合成したナイロン。
ナイロンといえば、ストッキングや衣服でもよく使用されている合成繊維であり、
皆さんも聞いたことがあると思います。
「身近な素材を合成できるスペシャリストを目指す」有機テクノロジー学科の彼女たちにとって
ナイロンの合成はもはやお手の物。

とはいえ、作り上げたものが本当に計画通りにナイロンの構造をとっているのか
その確認は必須です。

合成したナイロンをFT-IRと呼ばれる分析機器にセットして・・・

この実験の担当である、あおひげ先生の厳しいチェックが入ります。

結果は・・・「合格!」
あおひげ先生からは、「うん、上出来」とのお墨付きが入りました。
合格の言葉をもらったSさんは
「自分自身の手で1から物質を作り上げていく操作はとても楽しいです。
 しかも、それがちゃんと正しく出来上がっているか、
 しっかりデータとして確認できるので、いいデータが出ると誇らしいです(笑)」とのこと。

ちなみにこちらの、同じく有機テクノロジー学科のI君が手にしている不思議な物体は
「発泡プラスチック」。(何だかちょっと美味しそう・・?)

「めっちゃうまく膨らみましたよ、大成功です。」と嬉しそうに見せてくれました。

彼らが今身につけつつあるモノづくりの技術は、
卒業後は化粧品や食品、プラスチック、繊維などの新素材開発の現場で
生かされることになります。
きっと今日のこの実験中のように、
「できたー!」と嬉しそうな顔をしながら活躍していくのでしょうね。