基礎化学講座 実技試験に向けて!

今日は、土曜日ですが、平日の学科・コースの学生が登校していました。土曜日を有効利用して、
授業・実験内容を復習するとともに、化学の基礎固めをする基礎化学講座(全15回)の11回目が
開講されました。入学するまで化学を殆ど学んでいない学生や、実験は大好きだけど化学の座学は
苦手という学生もいます。そのような学生の不安や苦手意識を解消するためにも、この講座を開講
しています。

今日の講座は「定性分析実技試験対策」がテーマ、ミジンコ先生が担当でした。
1年生たちは、これまでの授業と実験で得た知識と技術をフルに活用して、金属イオンの定性分析
(化学反応を駆使して含まれている金属イオンを分析する)実技試験に挑みます。この実技試験は、
国家資格 化学分析技能士の国家試験でも試験科目となっています。通常の実験では、一つひとつの
化学反応をしっかりと観察しながら進めていきますが、この実技試験には制限時間がありますので、
複数の操作を同時に実施して時間を上手く使うことや、種々の「テクニック」が必要になります。

ミジンコ先生の講義を覗いてみると、実技試験を想定した演習問題の解説中でしたが、学生たちは
それぞれのノートなどに必要な情報をしっかりとメモを残していました。先日、実技試験に向けた
予行演習(プレテスト;昨年の様子はこちらをご覧下さい)を行いましたが、その際の操作方法を
振り返り、何か問題がなかったか、もっと上手く時間を使う方法はないか・・・、と考えながら講義を
聴いていることが雰囲気からも伝わってきました。

講座の終了後、資源分析化学科1年生のK君(写真左側)は次のように話してくれました。
 『プレテストでは、含まれている金属イオンを想定しながら操作を進めることができ、
  結果も出すことができましたが、制限時間に追われて、終了間際までバタバタして
  しまいました。今日の基礎化学講座で、時間を上手く短縮するポイントやコツなどが
  掴めたと思います。実技試験本番が楽しみです!』

この実技試験は7月末に実施されますが、今日の基礎化学講座の内容をしっかりと見直して、臨んで
欲しいと思います。何よりも、分析することを楽しみながら、受験して欲しいと思います!

by あずみ