実験だけが、「研究」じゃない。

こんにちは!!ましおかです。

卒業研究の準備!

連日卒業研究に関する記事が載っていますが、本日は実験の模様ではなく、
「卒業研究」を行うための下調べに注目してみました。
あるテーマを研究するにあたっては、テーマを決めた背景はもちろんですが、
そのテーマについて過去にどのような研究があるのか、
どんな方法で実験を行っているのかを調べる必要があります。

生命バイオ分析学科の2年生は、卒業研究が始まって、まだ2週間です。
もちろん実験も徐々に始まっていますが、
教室では、実験を行うため、論文を書くための資料を調べている学生たちがいました。

みなと先生のグループは、「生体資料を用いた体内環境指標の探索」というテーマで
卒業研究を行うそうですが、過去の研究論文や実験書などを机に広げて話し合いの真っ最中でした。
「いろいろな過去の報告を見て、自分たちのテーマに合った実験方法や考察の仕方を調べています。」
「実験はもちろん楽しいですが、こうやって調べることでも新たな発見がありとても楽しいです!」
と、頼もしい感想を言ってくれました。

こちらでは、私の担当グループのKさんとNさんが、使用する試薬のMSDSの確認を行っていました。
「MSDS」とは、ある対象の化学物質を含む試薬の性状や取り扱いに関する情報が記入されているもので、
試薬そのものの物質名や性状の他に、危険有害性、応急時の措置、取り扱い・保管・廃棄時の注意など、
我々が取り扱うにあたっての有用な情報が書かれています。
Kさんは、「試薬の特徴と取り扱い方を知り、しっかりと実験を行いたいと思います。」
と宣言してくれました。

本校では、卒業研究の実験で自分たちの班が取り扱う試薬について、すべての学生に、
MSDSの確認をするように言っています。
なぜならば、もちろん分析化学者としては結果も大切ですが、まずは取り扱う試薬のことを知り、
安全に行う事が最も大切だからです。
しっかりと調べていきましょう。

こちらはスポーツ大会の準備

昼休みに自治会役員の学生たちは、10月18日実施予定のスポーツ大会の話し合いを行っていました。
この行事は、スポーツを通じて親睦を図り、クラスの仲間だけでなく、学年を越えた交流をより深めようと、
毎年開催しているものです。
本日は、先日決まった実行委員長の生命バイオ学科2年E君を中心に、実施する競技科目やルールの話し合いを行っていました。
こちらの準備も着々と進んでいます!
いまから当日がとても楽しみですね。

大会の模様もこちらのブログに掲載しますので、お楽しみに。。


何かに向かって、一生懸命やる学生たちの顔はとても眩しく、輝いています。
その輝かしい笑顔を我々教員は応援し続けます。

by ましおか