それぞれの目標に向けて

卒業研究中間発表に向けて

卒業研究の実験をスタートさせてから約1カ月が経過しました。

本校の卒業研究は、数人でグループを組んで、各テーマの実験を
限られた時間の中で行っています。
例えば、4年制学科である医療からだ高度分析学科の4年生は週4日、
2年制学科の資源分析化学科、生命バイオ分析学科、有機テクノロジー学科の
2年生は週2日のペースで、それぞれの卒業研究の実験を行っています。
そのため、学生は、できる限り効率良く実験を行えるように計画し、
各グループの中で役割を分担しながら実験をしています。

今日は、医療からだ高度分析学科の4年生と、生命バイオ分析学科の2年生が
実験室で実験をしていました。
しかし、卒業研究と言っても、実験だけをするのではありません。
最終的には、グループで出した実験結果を卒業論文としてまとめ、
卒業研究発表会にて発表をしなければいけません。

この写真は、昨年度の卒業論文提出時と発表会の様子です。
卒業論文提出

この時のブログはこちらです。http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20130130

・卒業研究発表会

この時のブログはこちらです。http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20130202

このように実験結果をまとめることは、決して簡単なことではありません。
そのため、各グループの実験が、ある程度進んだ時期を見計らい、
中間のまとめと、今後の方向性を見定めるための
卒業研究中間発表会が1週間先から予定されています。

ここに向けて、最初の発表グループに当たっている班では、発表に使用する
スライド作りや、実験の内容をまとめた要旨の作成を実験と同時並行で
行っていました。

この写真は、2年生のグループで、発表用のスライドを作成中です。
ある程度はできている様子でしたが、実験の見周りをしていた私を
見つけ、

「先生、スライドを見て下さい。自分達なりに分かりやすくスライドを
作って、これで良いかと思っていますが、初めて見る人にとっては、
分かりにくいかもしれないので、先生からも意見が欲しいです!」
と、スライドを見せてくれました。

私、ぽてとも初めてこのグループのスライド見たので、
率直に感じたことを学生に伝えました。
学生からは、
「ありがとうございます。質問が来るかもしれないと感じていたところを
指摘され、さらに新しく気付いた点もあったので、修正します。」
と、より分かりやすく相手に伝わるスライドにしようとしていました。

初めて見る相手に自分達の研究内容を分かりやすく伝えるというのは、
簡単では無いと感じた様子でした。この経験は必ず将来にも生かされる
ので、当日までにどこまで作り上げられるのかが楽しみです。

出身地は違えども目標は同じ!

1年生も2年生や4年生に続けとばかりに、実験をしていました。
その中、実験の休憩時間に談笑をしている3人を見つけました。

生命バイオ分析学科の1年生で、左からMさん、Nさん、Sさんです。

この3人、実は大阪府出身ではありません。
香川県、神奈川県、そして沖縄県から来ている学生です。

本校は、このようにいろいろな地域から学生が来ています。
例えば、このクラスの中では、青森県から来ている学生もいますので、
北は青森から、南は沖縄まで、日本全国の方言が聞ける楽しいクラスです。
そして、各地域の文化も知れたりするため、地域話をすると、意外に盛り
上がります。

3人で話しているところに私が来たので、ちょっと就職の話になりました。
やはり、将来は食品や化粧品関連の企業で働きたいという思いがあるようですが、
香川県から来ているMさんは、地元に戻りたいという気持ちも強く、
夏休み中には、積極的に地元企業を巡るバスツアーにも大学生に交じって参加し、
地元企業の情報を集めていました。

後の2人は、特に地域は特定していない様子で、やりたい仕事ができれば、
どこでも行きます!と話していました。

1年生も、あと数カ月もすれば就職活動が始まります。
どの地域で働くのかということも、大切な問題と思いますが、
それも含めて、自分のやりたい仕事に就くために、
我々教員もサポートするので、一緒に考えていきましょう!

By ぽてと