それぞれの学びを深めよう!

道頓堀川水質調査、始動

環境委員会は本校の課外活動の1つで、
学校周辺の清掃活動をはじめとするボランティア活動や
分化祭(分析化学のお祭り、本校の学園祭)
での実験会の開催など多くの活動を行っています。
(先日の南天満公園の清掃の様子はこちらから)
(今年の分化祭の様子はこちらから)

その中で、10年間の伝統ある取り組みが
道頓堀川水質調査」です。
道頓堀川は大阪の街中を流れる川で
阪神タイガースが優勝した時に
ファンが飛び込むことでも有名な川です。
そして、本校の前を流れる大川の
下流域にある川でもあります。
このように身近な川は泳げるほど水はきれいなのか、
ということを年4回調査しています。

本日から今年度3回目の調査が開始されました。
特に今回は、今年度の中心メンバーから
次年度の中心メンバーへの引き継ぎの場でもあります。
次年度の中心メンバーにとっては、
先日の水質班の引き継ぎで、テキストを用いて学んだことを、
実際に上級生と一緒に手を動かして体得する大切な機会です。

本日は調査で使う試薬などの準備を行いました。
ひと足早く実験室に到着した2年生が、
まずは慣れた手つきで準備開始です。



先日の引き継ぎ会で全体への説明を担っていた
資源分析化学科2年のM君(下の写真右側)が
緑色の液体を加熱しながら、かき混ぜていたので
話を聞くと
「培地(微生物などを増やすために必要な栄養などを含んだもの)
を準備しているところです。
水質調査ではサンプリングに行ったり、実験をしたり、
学年や学科を越えて交流できることも楽しいです。
また、僕は資源分析化学科なので、
微生物を扱う実験は行う機会が少ないため、
水質調査で普段接する機会のない実験を
体験できることも、魅力です。
手順はもちろんのことですが、
この楽しさや魅力も後輩にも伝えていきたいです。」
と上級生としての意識を感じさせる
頼もしいコメントが返ってきました。

その後、1年生も合流して、
本格的な準備が始まりました。
上級生のアドバイスを聞いて、
まずは培地を試験管に分ける作業からです。

要所、要所で上級生が丁寧にアドバイスをしていました。
説明を聞く1年生も真剣です。
こうやって、技術が伝えられていくのですね。

上級生も1年生も一緒になって、
どんどん準備が進み、本日の準備は無事終了しました。

今回の道頓堀川水質調査も
みんなが力を合わせて、進めていきましょう。

発表に向けて念入りな準備を

2年生と4年生は、これまでに学んだ技術と知識の
総仕上げとして卒業研究に取り組んでいます。
現在、その卒業研究の中間発表会を
4回に分けて行っています。
そして、昨日のブログでも紹介したように
明日、2回目の中間発表会があります。

明日発表する班の学生は、
1回目の発表を見ているだけに
より一層完成度の高い発表を目指して
準備に余念がありません。


この班はより見やすいスライドを目指して
みんなで意見を出し合って、改訂作業中です。


聞いている人に、きちんと伝わる
分かりやすい発表を目指して
発表原稿の表現や区切り、間の開け方などを
話し合っている班もあります。

さらに、質疑応答の時に答えられるように、
これまで指導教員から教わったことや
自分たちで調べたことを
整理、確認している班もあります。

中間発表の準備を通して、
発表の仕方を学ぶだけはなく、
自分たちで調べ、考えることを
学ぶことができていると思います。

しっかりと準備した成果を
明日の発表でしっかり発揮して下さいね。

by みなと