働きながら研究した成果

毎週、土曜日日曜日に社会人やフリーター、Wスクールの大学生などを対象に
分析化学の知識と技術を身につけ、就職や転職、今の職場でのスキルアップ
目指すために開講している化学分析コースの授業が今週も始まりました。
このコースは2年間土日だけの通学で、平日の2年課程と同様に専門士の称号を
得ることができ、国家資格の取得や受験資格減免も受けられる課程になっています。

今日は新年最初の登校日で、学生達の顔を見るのも3週間ぶりでしたが、
学生達は元気に登校してきていました。

また1つハードルを越えよう

昨日は、平日コースの「卒業研究要旨」の提出締切日でしたが、化学分析コースも
同様に卒業研究の要旨の提出があります。卒業研究の要旨とは、それぞれが行った
研究をA41枚に要約して、研究目的から結果までを図なども用いて分かりやすく
表したもので、その要旨の出来映えで研究の中味の善し悪しまで判断されてしまう
ほど重要なものです。そのため、どの学生も自分たちの要旨の作成には非常に
力を注いでいます。

化学分析コースでは、明日の12日がこの要旨の提出締切日です。年末の12月
22日から登校日の無かった化学分析コースの学生達は、年末年始にお互いメール
などで連絡を取りながら要旨の作成を進めてきました。

そして新年最初の登校日である今日、彼らから私に要旨の提出がありました。ほぼ
完成しているのですが、まだ最終的にOKが出せるレベルではなかったので、添削
したのち彼らに返して、明日までに仕上げることになりました。

[,w300] [,w300]

卒業研究のある日ならば、その場で添削して即修正ということができるのですが
今日は卒業研究の時間は無く、全て授業の日でしたので、休み時間や放課後を
使って修正しています。

時間は少ないように思えますが、彼らは、2年間、仕事をしながらすき間の時間を
見つけて、レポートを作ったり、資格の勉強をしてきたため、短い時間であっても
頭を切り換えて、学業に取り組むことができるようになっていました。

あと、1日集中して要旨の修正に取り組み、明日のお昼休みには提出できるように
頑張りましょうね。


by ドラ一郎