卒業生来校&兵庫県立西宮北高等学校出張実験会♪

今日は昨年の3月に有機テクノロジー学科を卒業したNさんが学校に遊びに来てくれました。
彼女は本校卒業後、高知大学理学部の3年次に編入学したので、現在大学3年生で4月からは4年生。
在学中に編入学試験の個別指導をされていた「あずみ先生」と一緒にパチリ♪

4年生からは天然物化学研究室に配属される彼女のコメントでが、
これからもまだまだ勉強がしたい!という前向きな気持ちがよく伝わってきます。

「『合成』したものを『分析』するという本校で学んだ知識と技術が大学では大変役に立っています。
 とにかく有機化学が好きなので、もっと深く学びたいと思っていて、大学院にも進学するつもりです。
 今の大学をとても気に入ってますが、どこの大学院にするかまだ迷っています。」

一般的に、大学に進学される方の中には、
「なんとなく大学に行きたい・・・」、「大学のキャンパスライフに憧れて・・・」、「大学というステイタスが欲しい・・・」
といったような、目的意識があいまいな方も多いと思いますが、
編入学を目指している本校の学生の多くは、彼女のように、
「もっと勉強がしたい!」、
「自分の可能性をもっと広げたい!」という向上心を持って大学に進学します。

同じ4年間でも、最初の2年間、本校でみっちり専門的な知識や技術、資格はもちろん、
様々な学校行事や課外活動で人間力を身に付けた上で大学に編入学することが、
結果的には大変充実した4年間となることは、これまでに大学編入学していった多くの
卒業生の言葉で私たちは確信しています。
※以下は彼女の在学中の写真です。
 彼女は授業や実験だけでなく、学校行事や課外活動にも非常に積極的に取り組んでいました。

彼女と学生時代の思い出も含め、いろいろと話をしていたところに、
有機テクノロジー学科1年生で、国立大学への編入学を検討しているH君がいたので、
折角だからと、先輩のNさんに質問しては?と急遽卒業生とのプチ交流会が始まりました。

彼は、「将来は諸外国で活躍したい!」という大きな夢を持っていて、
大学編入学と共に、英語にも力を入れています。
また、彼も同じく、これからの社会で絶対的な人間力を鍛えるために、
目的意識を持って学校行事や課外活動にも非常に積極的に取り組んでいます。
単に大学へ行くことがゴールではないんです。
1年生ではありますが、すでに働くということが彼のゴールには見えているんです。
これこそが、職業意識を持って学ぶという専門学校の素晴らしさだと思います。

さて、そんなH君の出身校である兵庫県立西宮北高等学校に本日は せんぱい先生と共に
出張実験会に行ってきました。

対象は2年生。先生からは、化学やバイオに興味を持ってもらうような実験を・・・
ということでご依頼がありましたので、実験テーマはいずれも楽しめるもの2テーマ。

ビタミンCを使った実験では、色がパッと変わる実験を用意しました。

色が変わった瞬間に、みんなとっても驚いた様子。

また、納豆を使った実験も行いました。(とても実験している様子の写真とは思えませんが(笑))

納豆を使った無色透明の謎のインクで、白い大きなろ紙に絵を描きます。

そこに、とある溶液を吹きかけると、ほらこの通り。
とってもかわいいイラストが浮かび上がってきました。

また、驚きだけではなく、なぜこんな風に色が変わるのかということも解説しました。
解説の後も、興味津々で、「じゃあ、これはどうしてこうなるんですか?」と
新たな質問も積極的にされていました。

実験終了後にご協力いただいたアンケートからは、
今回の実験が大成功だったことが伺えるコメントがたくさん!

せんぱい先生と一緒に、「あ、化学の面白さに気付いちゃいましたね。」なんて、
思いながら、こちらも自然とにこにこ顔になりました。

実は、こちらの学校への出張実験会は2月4日(火)まで、
今日も含めて4回お願いされており、今後もまた違った生徒さんに出会えたり、
違ったテーマでさらに化学やバイオについて魅力的に感じてもらえれば。。。と思います。

大変寒い一日でしたが、卒業生や高校生のたくさんの笑顔に出会えて、
心はホットな一日となりました。

また、19年前の今日、阪神淡路大震災で多くの命が失われましたが、
こうしていろんな幸せを感じられるありがたさをしみじみと感じながら
学校をあとにし、学校近くの夜景を眺めていました。

改めてご冥福をお祈りします。。。