実技試験は「技術」の証明!

こんにちは!ミジンコです。
今日も学校の様子をお届けしていきます☆

実験室では、1年生が「定性分析実験」の実技試験に取り組んでいました。
この実験では、化学反応から金属イオンを検出したり、化学実験の基本的な
操作を身に付けることができます。
また、化学分析に関する技能を証明する唯一の国家資格である「化学分析技能士」の
実技試験科目でもあるため、その資格取得に向けて、この実験科目の最後には
「実技試験」を行っています。

これまで、「復習実験」や「プレテスト」といった形で何度も本番に向けて、
実践さながら練習を行ってきました。
満を持して本番を迎えた今日、試験終了後に学生に感想を聞いてみましたよ!

まずは、1年資源分析化学科のOくん(写真左)とSくん(写真右)。
Oくんは中国出身の留学生で、分析化学の技術や知識を身に付け、将来、化学に関連
する会社で働きたいと思い本校に入学しました。
「授業中に練習をいっぱいできたから、成功したと思います!」
とホッとした面持ちで答えてくれました。
Sくんは材料分析を行う会社で働きたいと思い本校に入学しました。特に、分析技術
を身に付けたい!と強い思いを持っているとのことで、
「(無事に実技試験を終了できて)良かったです…。」
とこちらは感慨深げに答えてくれました。
夢に向かってまだまだ第一歩を踏み出したばかりですが、この調子で着実に「技術」
を身に付けていってくださいね!

次は、同じく1年資源分析化学科のOさん。
「やりましたー!」と満面の笑顔を見せてくれたOさんですが、入学当初、化学は
好きでも実験が上手くいくか不安だったそうです。
でも、毎日の授業や実験で、基礎から一つ一つ確認するように学ぶことで、その苦手
意識も薄れていったそうです。

実技試験を終えて、実験の手順や結果を書いた「実験ノート」を見直してみると、
Oさん自身でまとめたものでも、入学当初と今では全く内容が変ってきたと言うのです。
「(最初の頃に書いた内容は)自分で見返しても、実験しにくいまとめ方でした。
でも今は、自分自身でも工夫しながらまとめられるようになり、見返しても分かり易く
なりました。」
と話すOさん。いつの間にか苦手意識も消え、わずか数ヶ月のうちでも着実に成長できた
充実感に満ちていました。この調子で、幅広い「技術」を身に付けてくださいね!

さて、最後は同じく1年資源分析化学科のUくん、Iくん、Iくん、Iくん(写真左から)。
試験終了後にお邪魔しましたが、何やら満面の笑顔で片付けをしていたので、さっそく
実技試験の手応えを聞いてみると、「自信あります!」と口々に答えてくれました。

4人ともこれまで高校時代に「実験」をしたことは無く、本校に入学してから本格的に
学び始めたとのことで、最初は失敗の連続だったようです。
「初めは、本当に実技試験を受けることができるのか不安でした。でも、今日の結果は
自信があります!上手くいって良かった。」
と話してくれたのはIくん(写真左端)。すると、「俺も!俺も!俺も!」と他のメンバー
も同じ思いだったようで、次々に手が挙がっていました。

これまで実験の経験がなくても、わずか数ヶ月のうちに一人で実験の計画を立て、実験で
きるようになれるなんて!と思われた皆さん。基礎からしっかり学ぶ本校だからこそ、
できてしまうのです☆
とは言え、先生の立場としては内心とてもドキドキしていました(笑)
これからも、もっと貪欲に「技術」を身に付けていって欲しいと思った一日でした。


by ミジンコ