夢が叶った瞬間に立ち会える喜び

こんにちは!ましおかです。
連日内定者を紹介していますが、本日も新たに内定をいただきました!

生命バイオ分析学科、2年生のYくんです。
この夏期休暇中も卒業研究の下調べで何回か登校しており、
本ブログにも何度も登場してもらっています。。

担任のぽてと先生によると、本校へ入学する際に、
「入学してから本当にやっていけるのだろうか」と
考えに考え抜いて本校を選択したそうです。
そして自分のペースで一歩ずつ化学の知識や機器の操作を学んでいったということです。
確かに私の授業でも何度か質問に来ていました。

そんなYくんの思いが通じました。
工業用塗料から一般用塗料を開発、製造する企業から内定をいただきました。
熱に強い塗料、環境に優しい塗料など、様々な塗料を扱っているそうで、
Yくんは、その塗料の開発から品質管理まで幅広く関わっていくようです。

「化学の勉強はもちろん、履歴書の書き方や面接の仕方など、
本当に全部教えていただき、全部が自分の力になりました。
ありがとうございます!」

いやいや、もちろん教員は応援しましたが、Yくん自身が頑張ったからですよ(涙)。

「後期からの卒業研究も楽しみながらやっていきます。
そして社会人になるために、もっと人間的にも成長したいです。」
と、最後まで前向きなYくんでした。
おめでとう!

そして、もう一人。
私の担任クラス、資源分析化学科のMくんも環境分析を行う企業から
内定をいただきました。
実は、先日内定は頂いていたのですが、帰省のために、私となかなか会えず
本日やっと顔を見て喜びの言葉を伝えることが出来ました。

「おめでとう!よかったね。」と声を掛けると、
「土壌や水質などの分析を関わる仕事に就きたいとずっと思っていましたので
とても嬉しいです。これからも頑張ります!!」
と全身で喜びを語ってくれました。

…それもそのはずです。
実は彼の入学の際の面談は私が担当しました。
2年前、高校3年生の6月に彼と出会いました。
鹿児島県出身で、一人暮らしに不安を感じていましたが、
その頃から、「環境に関わる分析に携わりたい。」と言っていたのを覚えています。
そして、高校3年生の夏前の比較的早い段階で夢を叶えるために
本校への入学を決断しました。

その夢が叶ったのです。
本当に良かったです。おめでとう。

「自分は面接が苦手だったので、何度も先生達に練習してもらい、
細かな点まで指摘して下さったので、じっくりと納得しながら面接練習ができました。」
「今後は、卒業研究にしっかりと取り組むことと、
公害防止管理者の資格取得にチャレンジします!!」
とまたまた全身でエネルギッシュな抱負を語ってくれました。


夢が叶った学生たちのきらきらと輝いた目を見ていると
嬉しいと同時に我々ももっともっと学生たちを応援しなければと
決意を新たにしました。

化学分析技能士実技試験の会場準備

そのころ実験室では、先日実施された化学分析技能士3級に続き、8月31日(日)に
実施される国家資格である化学分析技能士1、2級の実技試験に向けて、
器具や試薬の準備が進められていました。

この資格は、国家資格である技能検定制度のひとつで、化学分析に関する学科試験と実技試験が実施されます。
本校は、実技試験の指定会場(大阪府)となっており、今年度からは3級も実施されるようになりました。

 この検定の2級以上受験資格は化学分析分野での2年以上の実務経験が必要なのですが、
厚生労働大臣の指定により、本校卒業生は受験に必要な2年の実務経験が在校期間で免除されます。
そのため、卒業するとすぐに受験することもできます。
例年何人か卒業生が受検するのですが、今年も同様に卒業生が数名この試験を受験する予定です。

1級と2級に分かれており、それぞれ2種類ずつ実技試験があるので
その一つ一つの実験の器具の確認や予備実験を行い、受験者の皆さんが実力を十分発揮できるように準備を進めています。

by ましおか