学んだ技術を生かして働きたい!

8月もあと数日で終わりますが、
学生の夏休みは、もう少し続きます。
夏休み中でも、それぞれの目的を持って学校に登校する
学生の元気な様子を、今日もお伝えしたいと思います。

学んだ技術を生かして地元企業で働きたい!

いきなりですが、この写真、写っているのは
2年生の生命バイオ分析学科の学生達です。

何をしているかと言うと、
3週間ほど実家の鹿児島県に帰省していた一番左のYさんが、
久しぶりに大阪に戻って来たので、クラスメートの
右側の4人が「お帰り〜!」と出迎えている様子です。

Yさんも、大阪に戻って来たことと、
帰省した地元での就職活動の報告を
担任である、私ぽてとにするために登校しました。

ここで、学生の就職活動をする企業について、簡単に説明しましょう。
本校には、企業様から直接頂く学校推薦の求人があり、
多くの学生は、この企業を受験します。
本校のことを既にご理解頂いている企業も多く、中には、
「新卒採用では、大学院生と専門学校生しか採りません。
 専門学校では、日本分析化学専門学校さんにしか求人を出していません。」
と、おっしゃって頂く大手の企業もあります。

とは言っても、世の中には多くの求人情報があり、
今年度の求人を出そうか、出さないかと、迷われているような
企業があるのも事実です。

Yさんも、学校推薦の企業を受ける機会を持ちながらも、
地元に帰ったタイミングで、求人情報を出されていない企業に
直接問い合わせ、受験の機会を伺っていたのです。

Yさんからは、
「帰省中、地元の企業に何社か訪問してきました。
採用活動をされていない企業でも、
訪問すると、話を聞いて下さり、
前向きに採用を検討して下さる企業もありました。
企業の方に、学校で化学や分析について勉強していることを伝えると、
『社内には、分析を専門で勉強している人がいないので、
 教えて欲しい。』とも言って下さり、嬉しかったです。」
と報告を受けました。

Yさんは、バイオの技術を学びたいと考えて、
高校を卒業してすぐに本校に入学して来た学生です。
とは言っても、就職活動を始めた頃は、就職先を地元にしようか、
分野も食品や医薬品など、どの範囲にしようかなど、
考えることも多くあり、相談を何度も受けました。

しかし、今では、本校で学んだことを生かせる地元の企業で働こうと
決めたので、その目標に向かって就職活動もしています。
今回、Yさんが受けようとしているのは、地元にも多くある
焼酎を製造する酒造会社です。
このような酒造会社で働く、本校の卒業生も当然います。
既に、品質管理をする技術者として第一線で活躍もしています。

Yさんも、このような企業でなら、学校で学んだ微生物の知識や、
それを扱う技術、食品中の成分を分析する技術や知識などを
生かせると考え、目指しているのです。

これは、Yさんが2年生の食品分析化学実験で、
お菓子に含まれるカルシウム成分を調べる実験をしている様子です。

楽しそうに実験をしています。
このような技術は、もちろん高校で学んでいた訳ではありません。
本校に入学して、わずか1年半ですが、
分析機器の扱いも含め、このような分析をできるようになりました。

(この時のブログは、こちらのURLからご覧下さい。)
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140605

また、Yさんは、1年生の頃から資格取得にも積極的で、
履歴書の資格欄を埋めるほどにもなりました。

これは文部科学省後援の工業英語能力検定を受けた様子を、
このブログで紹介されていた時の写真です。
左側がYさんです。

(この時のブログは、こちらのURLからご覧下さい。)
http://d.hatena.ne.jp/bunseki/20140125

このように日々、成長を続けてきたYさんを紹介していますが、
周りにいる学生も同じように学び、技術や知識を修得しています。

本校で学んだ技術や知識は大きな強みです。
近い内に、またこのブログで
Yさんの嬉しい内定の報告もできることと信じています。
そのためにも、いろいろな場面でフォローをしていくので、
一緒に目標に向かって進みましょう!

By ぽてと