国内研修旅行 2日目

こんにちは!ミジンコです。
今日も、昨日(ブログはコチラ)に引き続き1年生の「国内研修旅行」の模様を
お伝えします!

写真は、朝、出発前にホテルから望んだ三隈川(大分県日田市)です。この時は
小雨が降っていましたが、幻想的な景色でした☆

出発前のサプライズ☆

化学に関連する企業を見学する「研修」と、観光地を巡る「旅行」の両方の要素を
詰め込んだ行事と言うことで、2日目も見所が盛り沢山です^^

朝食をいただいてお世話になったホテルを後にしようとしたその時、女将さんを
はじめ、従業員の方々が見送りのために出て来てくださいました。短い間でしたが、
ありがとうございました!

さて、バスは大分方面へ向かいます…。道中、由布岳付近では雪景色に遭遇!
大阪よりも南に位置するとは言え、標高が高く、山間部では積雪することも珍しく
ないのだとか。

新日鐵住金株式会社大分製鐵所 工場見学

そうこうしているうちに、2日目最初の見学先である、新日鐵住金株式会社大分
製鐵所に到着しました。この製鐵所には世界最大級の高炉があり、国内外向けに
鉄鉱石(鉄鋼の原材料)から鋼板(鉄鋼を板状に延ばしたもの)の製造までを一貫
して行っています。


ヘルメットを装着し、製鐵所内へ入っていきます。
残念ながら、製鐵所内は写真撮影禁止のため、見学の模様をお伝えできませんが、
真っ赤に熱せられた鋼板を薄く延ばしていく工程では、鉄鋼の熱を感じられる程間近
で見学させていただき、その圧倒的な迫力に学生一同(勿論ミジンコも)大興奮!!
学生からは「すごい!」「カッコ良い!」といったコメントのほかに、「一貫して鉄鋼
を製造している現場を見ることができて、勉強になりました。」と、それぞれに刺激を
受けていた様子でした。
また、年にわずか数回しか接岸しないという世界最大級のタンカーの様子を見ること
ができ、製鐵所の方からも「ラッキーですね!」と仰っていただける程、大変貴重な
見学となりました!


製鐵所内の見学終了後は、鉄鋼を用いた製品の展示スペースへ。目に見えるものから
目に見えないものまで、本当に多種多様な分野で、私たちの生活を支えていることが
分かります。

そして、見学の最後には学年全員で記念撮影!お世話になりました☆

修行の中心地、両子寺(ふたごじ)

バスは一路、国東半島のほぼ中心に位置する、両子寺(ふたごじ)へ。
古くは奈良時代から、宇佐八幡神宮(八幡さまの総本社)に起源をもつ神仏習合の独特
のお寺で、山岳修行の中心地として栄えてきました。

そして、国東半島最大級の石造の金剛力士(仁王)像が立っていることでも有名なの
だそうです。上の写真の学生と比べると、その大きさが分かります…。

御本尊のある護摩堂(本堂)では、お寺の方から国内研修旅行の道中の安全を祈願して
いただき、お寺の由来についてもご説明いただきました。

学生たちは、思い思いに境内を散策していました。写真は揃っておみくじで「末吉」を
引いた学生たち。どんまい!
古くから続くお寺ということで、苔生した石段や大きな杉の木に、厳かな気持ちになり
ました。さて、まだまだ旅は続きます^^

三浦梅園資料館&旧宅

さて、本日最後の見学先は、江戸時代の思想家であり自然哲学者の三浦梅園に関する
資料を保存、展示している三浦梅園資料館と旧宅です。


一切の引用をせず、長い年月をかけて自らの言葉だけで書き上げた貴重な著書や、その
功績について、分かりやすく展示していました。「なぜ?」を追求した独自の学問の
世界は分析化学に通じるものがあり、「新しい発見があった」と学生も多くを学んだ様子
でした。


また、三浦梅園自身が設計したという旧宅には、ベンガラ(鉄粉)を使った赤い漆喰が
施されていました。赤と言っても桃色に近い色で、とても優しい印象を受けました。

敷地内には梅の木が多く植えられていて、既に花が咲き始めているものもあり、一足早く
春の到来を感じることができた国内研修旅行2日目でした☆

さて、いよいよ明日は国内研修旅行最終日!
当日の様子はこちらのブログでご紹介しますので、お楽しみに^^


by ミジンコ